A.P.C. DENIM 洗濯について

ジーンズの穿き込みにおいて、もっとも意見の分かれる洗濯。

しっかり洗う派、意地でも洗わない派、様々な人がいる。
まだ迎えていないA.P.C. プチニュースタンダードの洗い方を妄想しつつ、
ジーンズの寿命に絡めながら考えてみる。

洗うor洗わない

まず大前提として洗わないと生地は傷む。洗いすぎると色味がのっぺりする。
基本サイクルとして皺の寄るところがアタリとなり色が落ち、それを洗濯によってさらに流す。すると全体が均一に落ちる。
穿く(擦れる箇所中心に色落ち)→洗濯(全体が色落ち)の繰り返しだ。

好みの問題になるが、だいたいのジーンズ好きはインディゴのコントラストが好きなのだと思う。
リジッドの風合いをずっと保ちたいとか、まんべんなく水色にしたいという人もいるにはいるがここでは無視する。

長い目で見たとき、どうしても洗っていないジーンズはダメージが入りやすい。
新品の状態では絶対破けないだろうオンスも、数年後には膝が擦り切れてしまったりする。

こういうのをリペアしながら穿くのも一興だし、それはそれなのだが、なるべくなら破きたくはない。
ここら辺がジレンマ。
いい色落ちの為に洗わないでいると、いい色落ちになった頃ジーンズが弱りきっている、ということが起きる。

経験則

プチスタを一年強ほぼ毎日穿いていたが、生地の傷みによる破れなどは発生しなかった。
細かく言うとベルトループやバックポケットの縫いなどがやれてきてはいたけど。まあ大きなものではないので無視。

プチスタの細かいことに関しては過去のエントリを読んでもらうとして、

ざっくり言うと3ヶ月周期くらいで序盤洗って、その後は月1くらいで洗っていた。
まあまあ高い頻度だ(ジーンズ好きからすると、ということで、綺麗好きからしたら当然かなり少ない)。

それでもバトラーに引き取ってもらえるくらいの色味にはなったし、手前味噌だがなかなかいい色落ちだった。
ただインディゴの残量としてはこれ以上もう色落ちしなくていいな、というところまで来ていたので、生地云々より先に見た目的な問題で行き詰まっていた。

A.P.C.に限っての話

デザイナーズブランドのジーンズとしてはA.P.C.の14.5オンスのデニムはだいぶ厚い。しかしその割に染めはあまり濃くない。
ここら辺の兼ね合いがジーンズの洗濯の考え方になると思う。

つまり、生地が傷むどうこうより先にインディゴの残量がかなり減るので、ゆっくりと色落ちさせていく方がA.P.C.には向いているのではないか、ということ。

かなり染めの濃いレプリカ系ブランドなんかは色落ちさせたくても全体ビクともしなかったりするし、ものによってやり方を変える必要があるとは思う。

携帯本体より電池パックがイかれるのがA.P.C.という感じ。

始めは早く色落ちを見たいがいずれ嫌でも色落ちするのだ、と心に刻む。

だからプチニューは色は落としていきたいが我慢しながら積極的には洗わず、洗ってもインディゴを大切にしようと思っている。

洗い方のいろいろ

よく海外の人がジーンズの写真を投稿する際
500 days
2 washes
3 soaks
などと書くのだがsoakというのは浸すということで、洗うまではいかないが汗や汚れはなんとなくごまかしたい、みたいな時の手段だと読める。要するにつけおき洗い。
当然ごしごしやるよりはインディゴの剥離は少ない。

一発目はsoakしようかな。

塩を入れるとインディゴが定着し、色落ちしにくくなるという都市伝説じみた話があるのだが、
むかし衣服を藍染する際に塩を入れていたという話も聞いて
なるほどあながち噂レベルでもないのかと、これも試す気でいる。

洗剤にこだわる人に。ぼくのおすすめはデニムを染めないもの。

洗いながら青く染めて色落ちを防ぐようなタイプより、こういうクリーンなものがいいと思う。

まずは暑い暑い湿気だらけの日本の夏を、どうにかこうにか越えねば。
たまに短パンに逃げつつ。
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A.P.C. PETIT NEW STANDARD
74 days
0 washes
0 soaks

プチニュー穿きこみのまとめエントリ