ミニマリストについて

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最近ちらほら見かける言葉で「ミニマリスト」なるものがある。

なかなか、いけすかない言葉だ。

「シンプル」とか、「ソリッド」とか、そういうのとはまた違った鼻につく感じがある。
「ミニマル」というのは、まだそうではない。が、「自分、ミニマリストなんで!」みたいな感じで言われると
あ~、はい、そうっすか……
的な、むわっとした鬱陶しさが出てきてしまうのは気のせいなのか。

ミニマリストの定義

そもそもミニマリストってなんなのよ。ってことで、なんとなくの定義を書いておく。
・必要以上のものを持たない
・身につけるものは長く使えるオーソドックスなもの
・大きく言うと断捨離

うーん……ここだけ書き出すと、「俺も割とそうじゃね?」みたいな感じがする……
というか、たぶん、自分に似たような感覚を勝手にネーミングされてるのが気に入らないのかもしれない。
だって、ぼくミニマリストなんて自覚ないし。

ミニマリストが気になりだした理由

きっかけは、ネットでユニクロアンドルメールの商品を見ていたら、レビューブログにヒットしたことである。
ミニマリストにオススメの○○」みたいなエントリを書いているようなブログだったわけだけども。

いやいやちょっと待ちなさい。
シンプルでストイックで自分に必要なものだけを厳選している人をミニマリストと言うなら、他のミニマリストに商品オススメするのはなんかおかしいでしょ。
と、ここまでは今考えたが、エントリのタイトルを見ただけで違和感と気味悪さは脊髄を駆け抜けた。

自分に必要なものを厳選している人が他人に「これいいよ!」「これもいいよ!」ってブログ書いてるのって、ミニマリストを自称する人にどんどん物を持たせようとしてる、ある種の矛盾がある。
欺瞞と言ってもいい。
ミニマリストなる言葉はぶっちゃけどうでもいいが、書いている人か、読んでいる人か、はたまた両方か、自称ミニマリストはただのファッションでポーズなのだろう。

真のミニマリズム、仮初めのミニマリスト

本当にミニマルなのであれば(ぼくが理想とするのは割とこれに近いけどなかなか難しい)
Tシャツは○○、スウェットは○○、ジーンズは○○、靴は○○。壊れたら同じものを買い直す。
みたいなとこまで突き詰めたらミニマルって言って差し支えない。

サードウェーブ系男子、みたいな新語が出てきたときも胡散臭さというか、単にポパイ系シティボーイを言い換えただけだと思ったんだけど
今回もそれと同じ感じに「ユニクロと無印とニトリであらゆるものを揃えてそうな人たち」のことなんじゃないかなと、感じた。
「安くていい感じのもの好きな人たち」でもいい。
揃えてるかどうかは別に問題じゃなくて、揃えてそう、ね。

ミニマリストって言葉自体いつから言われてるのか、知らんけど。