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Rolling Stonesについて

音楽

ぼくのもっとも好きなミュージシャンがローリング・ストーンズで、それについてなら一晩中語ることが出来るけども、そんな機会もそうそうないので、ここでやる。

ビートルズ派VSストーンズ

よくビートルズと比較され(これは現在ではあんまりないかもしれないけど)、ビートルズ派かストーンズ派かでだいたいロックファンはああでもないこうでもないと言ったりするものだ。
ぼくはどっちも好きだが、それでもやはりストーンズに軍配が上がる。

一番大きな差異はポップさだ。
ビートルズの曲というのはほとんど全部一度聴いたら口ずさめるようなポップさに満ちているのに対し、ストーンズはメロディだけ取り出すとぐだぐだのだるだるなものが多い。
カラオケでストーンズを入れても、正直盛り上がらない。これは別にストーンズを一緒にいった人が好きじゃないからとかじゃなくて。

アルバムをピックしても、そう。
ビートルズは明るく、小綺麗なナンバーが多く、いわゆる捨て曲みたいなものがほとんどない。
ストーンズのアルバムの中には「は?」と思うような駄曲がちょくちょく混じる。
演奏自体も基本的に下手くそで、何度もリテイクしてレコーディングしただろう作品でも分かるレベルである。

演奏の下手さ

と、こういう書き方をすると「駄目じゃんストーンズ」みたいなノリになってしまいそうなものだけど、何がストーンズの魅力かといえばその駄目さというか適当さというか、そこら辺なのだ。

食べ物に例えるならば、二郎みたいなもの。
一番うまい食べ物なのかと言われたらみんな頷きはしないが、しかし強烈な中毒性がある。
何がいいのかよくわからないのに勝手に体が欲してしまう。

演奏が上手くてもいいバンドとは限らない。
むしろ上手いバンドというのは(一部のバカテクプレイヤーを除いて)結構真似がし易い。
でも、ストーンズは下手くそなくせに強烈な個性があって、ギターのプレイひとつコピーしてみたところで、すぐに弾けるようになるものの、本人たちのノリはまるで出ない。
どの曲も10分あればなんとなく弾けるようになってしまうというのに。
グルーヴ、と言われるものだろうか。

だから、カラオケの電子音源じゃ到底ストーンズは再現出来ないし、さらにメロディだってヘロヘロなものだから、ぼくが歌ってみたところで余計にしょぼいのだ。

現代のバンドで言うとリバティーンズなんかもこういう個性がある。
下手なのに、リバティーンズリバティーンズにしかできない音を鳴らしている。
ここらへんはもう理屈ではない。

よくわからんけど格好いい

そんなぐだぐだな演奏をストーンズが(まあここはリバティーンズが、でもよいけども、今ストーンズの話がしたいんだ!)することによって、むちゃくちゃ格好良く聴こえるからわけがわからない。
これはファンでも、わからない。
だってもうファンは下手なものだって思ってるからね。
愛をこめて「今回のツアーのキースは酷いね~」と笑っていたりするわけだ。

幸いなことにぼくは「14・オン・ファイア」ツアーに行く機会に恵まれたわけだけど、思っていた以上に下手でした。

ただこのわけのわからない格好良さこそ「ロック」ないし「ロックンロール」の格好良さそのものであって、結局それはいくら言葉を尽くしても伝わるものではないのかもしれない。
ただ、ストーンズを聴いて格好良さがわからないのであれば、そいつと音楽の話はできてもロックの話は出来ない。これはまちがいない。

ロックンロール・ギタリストの頂点

ぼくはストーンズの中でもキース・リチャーズが好きで、彼こそロックンロール・ギタリストの最高位であると信じて疑わない。
最近は流石に禿げてきたし、よぼよぼ(この点ミック・ジャガーはすごい)なんだけども、それでもギターを持ってステージにいるのを見るだけで惚れ惚れしてしまう。

若い頃のキースといえばそれはそれはセクシーで、一瞬抱かれてもいいと思ってしまうくらいのものなのだ。

エピソードにも事欠かない。
ドラッグで更正施設に入れられ、身体の血液を全部入れ替えられたとかそうじゃないとかっていう話で、そこから出てきて
「これでまたクスリがキメられるぜ」
と言っただとか。

愛用しているテレキャスター、ステージに興奮したファンが上がって来たときに何食わぬ顔でぶん回しクリーンヒット、また何食わぬ顔で演奏再開。
「やっぱりギブソンよりフェンダー。完璧だよあれは。あのカーブほど首筋にピッタリはまるもんはないね」

「メインストリートのならず者」をレコーディングした際、9日間一睡もしなかったとか。

なんだろうな、この辺のエピソードもぼくには「くう~かっけーぜ!」なんだけども、興味ない人には「は…?だからなんだよ……」なのかな?
いや別にいいけど。
これでストーンズを好きになってくださいっていう趣旨ではないから。
ぼくはストーンズが好きなんだってことが言いたいだけだから。別にいいけど!別に!

これは演奏が下手なのに格好良いというのと同じく、エピソードに関しても「アホだな~」と少し思いながらもやっぱり格好良いみたいな複雑な感じだから、理解してくれってのもむつかしいわけよ。
わかる人だけわかってくださいまし。

終わりに

ストーンズのまた複雑なところは、同じアルバムなのにUK版とUS版で収録曲が違ったり、あるアルバムのUK版と別のあるアルバムのUS版が同じジャケットだったりと、ややこしいことになっている。
しかも代表曲の「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」や「ホンキー・トンク・ウィメン」などはオリジナルアルバムに収録されていないという不可解っぷり。

さてそろそろ長くなってきたのでこの辺で、ふつうならおすすめの曲でも貼って終わるのでしょうが、ツアーに行った際のTシャツを自慢して締めます。
rolling stones Tシャツ

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