海外フォーラムHeddelsでジーンズの色落ちコンテストが行われた。
こういうの、日本のジーンズ好きサイトでもちょくちょくやってる。
ビッグジョンなんかの大手メーカーでもやってたかな。
目指す色落ちの方向性が国内海外で大きく違う感じがして興味深い。
はてさて、どんな格好いいジーンズがラインナップされているのでしょうか。
エントリーされたジーンズたち
ここで海外のジーニストたちが自分の自慢の一本を披露している。
7年洗っていないLee。洗えや!
半年で1回洗濯のCrossover Denim Chenna。聞いた事ねえ!
裾の溜まりのうねうねがちょっと気持ち悪い…
2年で4回洗濯されたNaked & Famous。これぐらいがちょうどいいね!
先の2本で感覚が麻痺しているのか?これでも随分バキバキだけども!
などなど、全部で15本エントリーされているんだけど、結構知らんブランドのジーンズが多い。
桃太郎ジーンズとか日本のブランドもあるのがなんだか嬉しい。
感じたこと
日本で言うレプリカブランドにあたる存在は多分海外にはあんまりないんじゃないだろうか。
あったら多分日本にも流通しているだろうし。
あってもTELLASON、A.P.C.、Naked & Famousとか、ヴィンテージを意識したデザイナーズのような位置のものくらいかな。
レプリカジーンズブームの頃と比べて、いわゆる「鬼穿き」のような、絶対に洗わない文化は現在ほとんど廃れていると思う。
Resoluteの力もでかい。
「たかがじーぱんや。洗え」
という林御大の鶴の一声で
こういったあまりメリハリのないナチュラルな風合いの色落ちが好みという人が増えた。洗脳ともいう。
どっちがいいかっていうのは人それぞれだけど、価値観が海外と日本ではなかなか違うみたいだ。
いや、7年洗わないとかってのは、さすがに海外でもうすらヤバい過激主義だと思うけど……
個人的見解
ジーンズって色落ちしてきてワンアンドオンリーになってくると
「ねえ見て!俺のジーンズ!かっけーっしょ!」
って気持ちになるものだ。
でもその思いの中には個人的な愛着が含まれているから、他人に理解されるかどうかはまた別のところで。
Heddelsを見てて思ったのは
「あんまりにバキバキな色落ちは気持ち悪いな……」
リゾルトのファンを見てて思ったのは
「あんまりぼんやりした色落ちは面白くないな……」
あんまりバキバキにコントラストがあると、コーディネートの中では使いにくいんだよね。
だから全体のトーンがあんまり変わらないリゾルト的なジーンズのが使いやすいは使いやすいんだけど。
育てるっていう感覚が希薄なんだよなあ。
何事もバランスだよね~……
ちなみに
優勝したのはこれらしい。
Old Blue Co. 知らねえ
うーん……これ格好いいか?