Nudie Jeans SLIM JIM 思い出

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骨折から一ヶ月。
相変わらずジーンズは穿いてないのでAPCプチニューのレポートをお届けしたいができない。変化なし。

というわけで、いにしえのジーンズを引っ張り出して懐かしんでみたいと思う。
人生で初めて「いちから自分で育てる」という目標を持って穿きだしたジーンズだ。

初めてだからこその悲喜こもごも。

スペック

Nudie Jeans SLIM JIM
ORGANIC DRY ECRU EMBO
10.25オンス 98.5%コットン 1.5%エラスタン
イタリア製
ホワイトステッチ
ジップフライ

今見ると恐ろしくヒキのないスペックである。
かなり薄いし、スリムジムはレギュラーフィット(ヌーディージーンズの中では太いほうに入る)のくせにストレッチ入り。
今ならば乱暴に言って見向きもしないだろうモデルだ……

スリムジムはラングラーのオマージュで通常のジーンズのインシームにあたる部分がアウトシームにきている。
ECRU EMBOとは白いステッチのこと。バックポケットの流線型のね。

シルエット

ヌーディージーンズ スリムジム

ヌーディーの中では太目と言っても一般的に言えばスリムなモデル。名前もそうだし。

テイパードがかかっておらずストンと落ちるようなシルエットなので、微フレアなどと呼ばれる。

A.P.C.だとニューキュアも微フレア。

テイパードのかかっているジーンズが全盛の最近だと、不人気かもしれない。

穿きこみ後

nudie jeans slim jim

ヌーディージーンズのスリムジム
かなり縦落ちが強い。
右ひざが破けたので自分でリペアしている。

どう見ても薄汚い。

生地はもうフニャフニャのよぼよぼ。
リペアをして縫った縫い目からまたほつれてくる始末で、半分腐っているといっても過言ではない。
ほとんど穿く機会はないのだが、捨てるには愛着があるため、たまに眺めている。

思い出

二十歳の頃、「ヌーディージーンズは自分で育てるジーンズとして名高いらしい」というふわっとした知識で購入した。
正直どこで買ったのかも覚えていないが、原宿のどっかしらのセレクトショップだ。
直営店はその頃あったっけ?

これを買ったその場で着替えて、クラブデビューした記憶がある。
「お洒落しなくちゃ!」という思いがあったのだろう。知らんけど。

6ヶ月洗うなタグというのが当時はついていた。
それはデニムで出来ていて、買ったらそれを外し、自分のジーンズが色落ちしてきた頃その濃紺のままのタグと色を比較してくれというわけ。
でもバックポケットに携帯を入れていたら破けたので、そのリペアに洗うなタグを使った。

ジッパーも1度ぶっ壊れた
もともとは銅のジッパーなのだが、オリジナリティを出したく店で銀色のジッパーに付け替えてもらった。

恐ろしくヒキのないスペックと書いたが、初めての本気ジーンズ選び、今のように細かいこだわりなんかなかったし詳しいことは分からなかったのだ。
ストレッチが入っていないほうがいいとか、オンスは厚めでとか、一切なく。
ただただヌーディー!ヌーディー!でした。

洗濯スパン

これは4ヶ月くらいで土砂降りの雨に降られて泣く泣く洗わざるを得なくなった。
その後のことはあんまり覚えていないけど、結構適当に洗っていたと思う。
当時乗っていたママチャリがおんぼろでしょっちゅうチェーンが外れていて、直して汚れた油まみれの手をこいつによくこすっていた。
ので、もものアタリが黒ずんで取れなくなった。

まとめ

愛着バイアスは、ファッションを豊かにする。かもしれない。