ぼくのようなぺーぺーが見直すというのもおかしな話なのだが、考えなしに走るよりはいいというもの。
素足感覚のフリーだからこそ、よりトレーニング効果と脚への負担を考える必要がある。
しつこいようだがぼくはランニング歴はすこぶる短くビギナーもビギナーなわけで、色々わかっていないことも多いだろうということを先に断っておく。
その上で意識しているのがベアフットランニングのフォームだ。
ベアフットランとは
かいつまんでいえば裸足で走ること。
調べてみたところ、こういう話があるそうだ。
米ハーバード大学の進化人類学のリーバーマン教授の研究では、裸足で走ると、関節にかかる負担が5~7割減少するとしています。
フォアフット・ランニングの提唱者で運動生理学が専門の福岡大学の田中宏暁教授は「ケガを防ぐためには前足部着地がいい」
※AERA 2013年5月6日・13日号
無意識にランニングしていると、きっと大多数の人が踵から着地して爪先で踏み切るような脚の運びをしていると思う。
これは実は脚への負担が非常に大きい。体重の3倍もの力が加わっていることになるという。
その場でジャンプを繰り返してみると分かりやすい。
爪先から着地し、爪先から踵、膝などのクッションを使って再び跳び上がるはず。踵から着地はしないだろう。
要するに爪先から着地して、衝撃を受け止めるようにしながら走るのがベアフットラン、フォアフット(爪先着地)ランである。
本当に裸足で走るならば、踵着地は衝撃が強すぎて不可能らしい。
しかしランニングシューズが保護してくれているから、踵着地も可能になっている。
踵着地に慣れているというのは、本来使うべき脚のクッションを怠けさせていることになる。
ベアフットランはその使われていなかった筋肉を目覚めさせる走り方。
分かりやすい動画はこちら。
実際にこのフォームを意識して走ってみると
本当に裸足で走るわけではなく、フリーを履いて走るわけだけれど。
膝を割り、右脚をひと月動かさないでいて、それを久々に使ったときに筋肉の疲労度がものすごかった。
それと同じく。使っていなかった筋肉を使うことになるので、かなり辛い。
いきなり長い距離を走るのは無理だと思う。
特にふくらはぎと足裏(土踏まずあたり)の筋肉が疲れる。
ほぼ同じ距離を同じスピードで走っていたのに、軽い筋肉痛をランニングで初めて経験した。
なぜ走るのかといえばトレーニングであり、より筋肉に働きかけるようなもののほうがぼくには望ましく、ベアフットランはこれからも意識して行うだろう。
ベアフットランのデメリット
脚への衝撃を和らげる
普段使っていない筋肉を使うことができる
など、メリットだけ触れてきたが、デメリットもあるという。
・ふくらはぎやアキレス腱への負担が増える
・中足部の疲労骨折を起こしやすい
・市民ランナーには習得が難しい
ランニングの着地はどこでする?フォアフット・フラット・かかと着地のメリットデメリット! | ランニングの知っ得情報『ランシル!』
まとめ
どういう走り方を選ぶにせよ、メリットとデメリットはつきもの。
走るというのは身体に少なからず負担をかける行為だからだ。
だから必ずしもこうしなくてはいけないというのはないし、色々試行錯誤しながら自分のやり方を見つけていかなくてはいけない。