久々に美容室に行った後の雑記
涼しい、というか、寒い。耳周りがすーすーする。
まだまだ冬、残寒厳しい。
毎年「2月ってこんなに寒いっけ?」って思ってる気がするな。
まだマフラーを巻いてる。
美容室のシステムについて
髪を店で切ってもらう際に、感じること。
特に初めて行く店で、
トップディレクター 2000円
ディレクター 1500円
トップスタイリスト 1000円
スタイリスト 500円
みたいな指名料があって、「いかがいたしますか」なんて訊かれても、はっきり言って困る。
指名なしとトップディレクターの間にはどれほどの溝があるのだろうか?
2000円をドブに捨てる行為にはならないだろうか?
結論から言うとぼくは大概指名しない。
指名しないで担当になった美容師ないしは理髪師が好みの髪型にしてくれたら、次回はその人を指名する。
繁華街にある人気店で、カリスマあるいはアイドル的人気を持つ美容師がいて、是が非でもその技術を体験したい! みたいなシチュエーションでもない限りいきなり指名する気は起きないと思う。
見た目のよさと技術は比例しないし、さらに言えばトークの洒脱さなんかも欲しいが、そんなもん初見で分かるはずがない。
が、カットが終わったあと大抵は翌日くらいに「ここ切りすぎだな」とか「ここもう少し梳いてくれたらよかったな」とか思うわけである。
100点のカット体験は人生でも数える程しかない。
よほど問題だと感じない限り面倒くさいから、やり直しを求めて再来店なんてしないけれど。
そんな中で、「2000円の指名をしていたらこんな気持ちにはならなかったのだろうか?」なんて、思わなくもない。
風俗店のシステムにも似てるな。
でも風俗って、顔が好みだったら半分くらいは許せるけどさ、カットは完成が8割だろう。
なんなら、全員2000円指名の技術を持つまで、シャンプーだけやらせとけよ。
と、ランク制度のある美容室については思うのである。
現在の髪型について
ビフォー
アフター
きっちりパターン
ばさばさパターン
まあ今回のカットの満足度は70と言ったところ。
髪質データ(個人の感想です)
細くて多い
膨らみやすい
アッシュ系ブラウン
ぱさつきがち
現在使っている整髪料はこれ。
クールグリースとアリミノ スパイスプレミアム フリーズキープワックス。
このふたつはロン毛の時にも使っていた(ロン毛後期はあんまりセットしてなかったけれど)。
同じくらいの量を混ぜ合わせてツヤを出しながらワックス的使い勝手を生み出せる。
アルデルヴァイレルト的オールバックの際もグリースだけ使えばいいし、ツヤがそれほど欲しくない時はワックスだけ使えばいい。
再整髪も簡単、シャンプーで落ちやすい、混ぜる量でどんな長さにも対応可能、強固なセット力。
万能過ぎるので商品が廃番にならない限り多分このふたつがあればぼくはこと足りる。
砥がないと錆びることについて
髪を切ると、人の髪型も気になってくる。
ここにブロックを入れる必要はなかったんじゃない? とか
その襟足の短さは潔くてかっこいいな。とか。
何が言いたいかと言えば、我々は(いやこんな恣意的なことを言うとフェイクニュースと変わらないな、少なくともぼくは)、俗物なのだ。
服を買えば人の服も気になる。
靴を買えば人の靴も気になる。
髪を切れば人の髪も気になる。
逆に言えば身なりを一切気にせず、ファッションに捨て鉢な人間というのは、視界に他者の入るスペースは少ないのだろうと思う。
ぼくもファッションが嫌いな人間ではない。
それでも、普段と、新しいものを身に付けた直後では、やはり普段の感度は鈍っている。
この感度というのは要するに他人がありきで、ファッションとは自己満足に帰結する、と思う人にはピンと来ないかもしれない。
ぼくはそこまで割り切れはしないので、明確に意識に影響してくる。
多かれ少なかれ、時々新しいものに、ことに、手を出さないと感覚が鈍るような気がする。
他人の存在がなくとも、自分のしたいことのビジョンがくっきりと保ち続けられるならば、こんなものは杞憂だけれど。
大多数は、時代の流れとか、世間の流行とか、親しい人間が気に入っているものだとか、そういうものと(完全には)自分を切り離せない。
ぼくも含めてね。
自分を持たないことと、自分がどうでもよくなることは、全く別だが同じくらい怖い、という話。
まとめ
短髪のが風呂上がりは楽。
長髪のが寝起きは楽。
髪切る時「前と同じ感じで」って、なんかつまんなくて、毎回試したくなるけど、自分に似合うもの探しの道は険しい。