どっちかというと、海外の人に多い印象があるのは、日本人のシャイな国民性か。
今までケータイのBluetoothなどほとんど使わなかった。
ぷよぷよで対戦した時ぐらいじゃないかな……
前書き
プレゼントでこのATH-CK200BTをもらった。
元々使用していたのは
同じくオーディオテクニカのこれ。
普及型というか、特に高価なものでもなく、どこでも手に入るようなタイプのものだった。
Bluetoothによるワイヤレス接続のイヤホンに対しては
・充電が面倒
・音質が劣化する
などのマイナスイメージがあった。
そのあたりも踏まえてレビューしていきたいと思う。
ATH-CK200BTのインプレッション
音質
まず、以前のエントリと同じになるが、好みの音について。
・低音が強く鳴っていると酔う。
・なるべくミュージシャンが作ったものに手を加えず聴きたい。
・色々なジャンルを聴くので音質を偏らせたくない。
という理由で、フラットなイコライジングのものが好みだ。
ATH-CK350Mはこの点でとても優秀で、くせのないイヤホンだった。
ATH-CK200BTはというと、ワイヤレスに対しての悪いイメージはほとんど杞憂、と思える音だった。あくまで『ほとんど』であるから、マイナスポイントもあった。それは後述。
ドライバー(イヤホンのスピーカー部分)のサイズは若干ATH-CK350Mより小さく、10mmに対して9mm。
まあ誤差のような範囲だと思う。
音の傾向は両者ともよく似ていて、特に低音がガンガン鳴るわけでもなく、原音に忠実といっていいだろう。
中音域から高音域のキラキラ感、ハイハットの炸裂音など細かい音に関しては、ATH-CK350Mのほうがはっきりと拾っている感じがある。
全体的な味付けは二つとも似ているが、若干音の輪郭が前に出ているのがATH-CK350M、という印象を持った。
プロのミュージシャンでもギターからワイヤレスで音を飛ばして出力(シールドを使わない)、なんてことをするわけだから、有線のほうが音がいいというのがそもそも今では幻想なのかもしれない。
両者を比較するのに聴いたのはThe LibertinesのNever Never。特に意味はない。
その他使用感
音質以外に、ワイヤレスであることによる取り回しの所感。
充電
ATH-CK350Mは最大連続再生時間が7時間である。
この表記は概ねそのまま正しかった。
7時間が長いとみるか短いとみるか、まあ微妙なラインではある。
通勤通学のお供に、という感じならば電池が足りなくなることはほとんどないだろう。
で、充電がまだ残っているから、次の日朝からカフェに出かけ、長時間の作業をする……というシチュエーションになったら、途中で電源が切れる可能性はある。
というぎりぎりの数字、7時間。
要するに、ある程度電池が残っていても、毎日充電したほうがベターかなというところ。
ただ家で音楽を聴くときはスピーカーか有線のイヤホンを使っているので、充電するのはルーティン化すると慣れる。
もちろん、面倒くさくないわけではないけれど。
7時間という数字はワイヤレスのイヤホンでは平均的なものらしい。
電池の容量が大きくなればなるほどイヤホン自体のボリュームが増すため、ワイヤレスによる取り回しの良さが失われるという葛藤の上にバランスをとっているようだ。
電池残量はスマホに表示されるし、少なくなってくると音が鳴るので常に把握はできる。
ちなみに、ワイヤレスタイプの中でも左右がさらに独立したAirPodsのようなものは、さらに連続再生時間が短い。
AirPodsはだいたい5時間くらいだという。
ただ持ち歩くためのケースがそのままモバイルバッテリーになっているので、常に充電がされた状態で使い始められるそうだ。
よく考えられてんな。
ワイヤレスならではの話
今まで外で音楽を聴くときの環境は、スマートフォンにイヤホンを差してSpotifyを使う、というものだった。
ポケットからスマートフォンを取り出す際、そのコードがばたつくのが邪魔ではあったが、慣れてしまっていた。
が、イヤホンとスマートフォンが独立すると、これはやっぱり快適だと気づかされる。
充電などの手間を考慮すると、常に使用するより、外ではワイヤレスで家では有線が自分の中では最もいい布陣ということに落ち着いた。
弱点をあげるとすると、ATH-CK200BTはコードのタッチノイズ(触れた時のガサガサ音が耳に伝わること)が結構発生する。
右のイヤホンの直下にリモコンがあるために、シュア掛けができない。
そのため、服装や再生環境によっては歩きながらだとちょっとタッチノイズが不快になるケースもある。
なので、ATH-CK200BTは気に入っているが、ランニングしながら音楽を聴きたいみたいな人には絶対薦めない。
比較的動きの少ない中で音楽を聴く人向けだろう。