ランニングシューズやスケートシューズのような、激しい動きにさらされるものなら尚更だ。
スポーツをやっている人には、結構知られた存在。
靴の補修材シューグーについて書いていこう。
シューグーとは?
シューグーは誰にでも簡単に使用できる“靴の補修剤”です。日本国内では1978年より発売され、長く愛用され続けております。
特徴は約24時間で硬化し、乾くと合成ゴムになります。
擦り減った靴のかかと補修やソール剥がれ修理はもちろんですが、接着力がとても強いため、靴以外でも木・金属・皮革・コンクリートなど、様々な素材でも使用することができます。
http://www.shoegoo.co.jpより
40周年だと。ものすごいロングセラーである。
実際に使ってみる
バンズのエラはリペアの常連。
要するにすぐ壊れるのだ。
まあそれを差し引いても好きなのだけれど。
というわけで、スタートの写真。
淵にゴミみたいなものが引っ付いているのが前回のシューグーの補修跡だ。
前回というか、前々回とかもっと前とかのもあるか。
このように
アウトソール部分がフォクシングテープ(スニーカーの周りを巻いている白い部分)と剥がれてしまっている。
シューグーを塗る前の準備
シューグーには何種類かあって、ぼくが持っているのは自然色というタイプ。
要するにゴムの色だ。黄色がかった透明。
これを剥がれている個所に塗っていくのだが、その前にやすりがけをする。
やすりは付属している。
こうやって粗目をつけることによって、シューグーの食いつきをよくするのだ。
シューグーを塗る
えいやっ、とチューブから絞っていく。
特に難しいことはない。量もなんとなくで大丈夫。
あとはまた付属のへらで伸ばしていくだけだ。
シューグーが多少ムラになっても、固まってしまえば歩いているうちに削れてきてなじむので、あんまり神経質な人以外は気楽にやってしまって構わない。
乾燥させる
薄く塗った場合12時間、厚く塗った場合24時間で完全に固まるという。
こう聞くと結構時間がかかるような気がするが、実際には1時間もあれば表面部分は固まっているので触ってもベタベタしないしくっつかない。
ただ、中の方までは固まっていないので、しばらくは放っておかなくてはならない。
塗ったばかりの時は若干シンナーみたいな揮発臭があるので、換気推奨。最初の1時間くらいは外に置いておいた方がいい。
完成
この写真を見たところでシューグーが固まっているのかどうか伝わらないと思うが、固まっている。
というわけでこれでおしまい。簡単。
裏から見ていると汚くて見栄えは大丈夫なのかと思う方もいらっしゃるかもしれないが
真正面から見てこれくらいしかシューグーの見える範囲はない。
だからちょっと汚くたって、全然かまわないのだ。脚でも組まなきゃ、ソール側なんて見えやしないよ。
シューグーTIPS
今回使った色以外にも、白、黒のシューグーがある。
それは各々の用途で選んだらいいと思う。
ぼくは剥がれたらまた直せばいいや、という感じで適当にやってしまっているけれど、一発で完璧を求める人はまず靴自体を洗ってからやったほうがいいかもしれない。
シューグーその他の用途
今回はソールの補修という一番ベタな使い方をしたけれど、見た目を気にしなければアッパー側に使ってもいい。
スケシューのオーリーガード付近を塞いだり(これはまだ大丈夫)もできる。
なんなら、シューグーの公式サイトには101の使用例が載っている。なぜ101なのだろう。
1から10を紹介するので、気になった人は本家でご覧あれ。
1 すり減った踵の補修や肉盛り。
2 靴底のすべり止めに。
3 剥がれた靴底を付け直す。
4 ゴム/皮のパーツを靴に付け直す。
5 靴の穴をふさぎ、またはひび割れを修理する。
6 テントの穴または裂け目を修理する。
7 スノーボードブーツ踵補修、肉盛りやする。
8 スキーブーツの内シェル補修する。
9 キャンピング用ガスコンロのスタンドの滑り止めにする。
10 キャンプ用のピクニック・テーブルを修理する。