JASON MARKK プレミアムシュークリーナーについて

ジェイソンマークのエッセンシャルキット

スニーカー、ちゃんとケアしてる?

ぼくが日常的にやっているのは帰宅後のブラッシング、ソールを消しゴムでこすること。
でも、どうしても頻繁に履いているものは逃げきれない汚れがある。
外で履いているときは気兼ねなく、家に帰れば宝石のようにスニーカーを扱おう。

読み飛ばして構わない購入までの経緯

バンズのエラがそこそこ汚れてきたためにハンドソープで適当に歯ブラシで洗ったら、スウェードが白っぽくなってしまった
スウェードの白くなってしまったバンズのエラ

ぼくは何でもかんでもハンドソープで洗ってしまう。

で、特に何も考えず普通の靴墨で黒く塗れるだろうかと試したところ、スウェードに光沢が足されてしまった。
しかもまばらに。

そりゃ革靴に使うものだって考えたら当たり前なんだけど、考えなしにやったばかりに変な感じの仕上がり。

黒いスウェードが適当に洗って白っぽくなる
→靴墨で塗る
→黒くはなったが光沢が出てしまう
→じゃあ黒く着色したのはそのままに、光沢のコーティングだけ落とせれば元の状態に戻せるのでは?

ってことで、ちゃんとしたスニーカーのクリーナーを買うことに。
スニーカーの数も増えているし持ってていいだろう。

JASON MARKK プレミアムシュークリーナーを使ってみる

ジェイソンマークのクリーナーとブラシ
今回購入したのはブラシとクリーナーがセットのもの。
よくCrepという他社製品と比較されるが、単純にこのようなスターターセットの値段がこっちのが安かったからこっちにした。
Crepのはさらにクロスとケースがついているけど、要らないしね。

使い方

パッケージによればこの通り。

1. ボウルに張った水にブラシを浸す
2. 適量のソリューションをブラシに付ける
3. ブラシを再度水に浸す
4. 泡立てながら汚れている箇所をブラッシングする
5. 布かタオルで綺麗にふき取り、必要に応じてこの工程を1~5回繰り返す
6. 自然乾燥させる

見た感じ簡単だが、実際使ってみるといくつか留意点に気づく。
洗いながらそれを補足していく。

まず、件のエラの前にナイキのインターナショナリストを洗ってみる。

なぜなら、汚れているという点ではインターナショナリストのが上なので、ジェイソンマークのポテンシャルを見るにはこっちのが分かりやすいから。

実践と留意点

さて、まず思うのは「適量のソリューション(ここでは要するにクリーナーのこと)」とはどのくらいの量なのか。
水はどの程度含ませるのか、もしくは切るのか。

思い切り水を切って、数滴クリーナーを垂らして使ってみると、全然泡立たない。
ある程度水は含んでいた方がいいようだ。
感覚としてはしたたらないけど振ったら水気が飛ぶくらい。

で、ごしごし。
ジェイソンマークの使用例
ここでさらに気づく。
付属のブラシ硬すぎねえ?
エラでスウェードが白くなったのと同じことが起きかねない。意味ねえぞそれ。

こういう刺繍の箇所が毛羽立ってしまった。
刺繍が毛羽立ったナイキのタグ
というわけで、このブラシはもう使うのをやめ、もともと持っていたレッドウィングのを使うことに。
レッドウィングのブラシ
なんとなく感じはつかめたのでエラも洗う。

最後に泡をふき取り、自然乾燥。さて仕上がりはどんなだろうか。

気づいたことのまとめ

乾くのを待っている間に、気づきをまとめてみる。

・セット付属のブラシは硬すぎるので、セットのものではなくボトル単体を買えばよかった。

・ある程度水分は含ませて使わないと泡立たない。

・「1~5回繰り返す」とあるが、濡れてあわあわの状態だとどれくらい汚れているのかわからなくなるので、要経験。

・ほのかな香りはいい感じ。優しい柔軟剤のような。

・汚れている部分をブラシでこすっていくので、内側は洗えない(洗おうとすれば洗えると思うけど、そういう用途の製品ではないと思われる)。

乾燥後

まずはインターナショナリスト
洗う前のインターナショナリスト

洗った後のインターナショナリスト
使い込んで、汚れなのかスウェード自体の摩耗なのかよくわからない感じになっていたのだが、かなり綺麗になった。
想像以上にいい感じだ。
レザー部分を傷めた感じもなく、柔らかく仕上がっている

次はエラ。
ケアに失敗したバンズのエラ

綺麗になったバンズのエラのスウェード
こっちはどうなることかと思っていたが、元通りになった!
白くなったのは着色され、表面のコーティングみたいな部分だけ綺麗に落としてくれた。
最高の仕上がりだ。

あえてひとつ言うなら、白いソールは激落ちくんなどのメラミンスポンジで擦ったほうが効率がいい。

まとめ

正直使うまでは「なんだかんだ言って、別に大したことないんじゃね?」と思っていた。

が、流石である。
名だたるスニーカーショップたちがレコメンドするのも分かる。
汚れの落ち具合や仕上がりの風合い、ハンドソープを歯ブラシでごしごしとは全然違った。

今後もこれでスニーカーはケアしていく。