音楽熱が今高まっていて、自分の好きな音楽についてだらだらと話がしたくなった。
というわけでSpotifyのプレイリストを作り、その曲たちにコメントを添えていこうと思う。
シリーズ化する予定。第一弾は青春時代を彩ったプレイリスト。
- My Teenage Memories
- Red Hot Chili Peppers - Get On Top
- Justice - D.A.N.C.E.
- SHAKALABBITS - マッシュルームキャットナンバープレート
- MGMT - Time To Pretend
- Lenny Kravitz - Rock And Roll Is Dead
- Ray Charles - Hit The Road Jack
- 尾崎豊 - 十七歳の地図
- Black Joe Lewis & The Honeybears - Black Snake
- Aerosmith - Mama Kin
- Jimi Hendrix - Crosstown Traffic
- 東京事変 - キラーチューン
- oasis - Morning Glory
- Jamiroquai - Canned Heat
- KICK THE CAN CREW - magic number
- andymori - ベンガルトラとウィスキー
- The White Stripes - Seven Nation Army
- GO!GO!7188 - 浮舟
- Simple Plan - I'd Do Anything
- Rolling Stones - Honky Tonk Women
- ASIAN KUNG-FU GENERATION - ループ&ループ
- SUM 41 - Still Waiting
- Led Zeppelin - Rock and Roll
- EGO WRAPPIN' - GO ACTION
- Special Others - Laurentech
- Funkadelic - Hit It and Quit It
- The Beatles - Twist and Shout
- JUDY AND MARY - motto
- RIP SLYME - チェッカーフラッグ
- くるり - 東京
- まとめ
My Teenage Memories
主に十代の頃に聴いて大きく影響を受けたものを中心に選んだ。
Red Hot Chili Peppers - Get On Top
レッチリのアルバムの中でも、特に聴きまくったのがカリフォルニケイションで、そこに収録された曲。
そのジョン・フルシアンテの復帰作は痛みや悲しみをまとった曲が多かったのだが、この曲はロックの、レッチリの持っていた元々の能天気かつ享楽的な部分、そしてジョンのメロウな味、陰陽が有機的に混ざり合いとても気に入っている。
Justice - D.A.N.C.E.
10年と少し前、ニューレイヴと言われる短命な音楽ムーヴメントがあり、その流れでいくつものエレクトロ系ミュージシャンが現れた。
今で言うEDM(このネーミングは、未だにあまり納得はしていないが)、みたいなものだ。
ジャスティスはダフト・パンクのマネージャーが主催するレーベルからデビューした二人組で、夏でも革ジャンをメタルのTシャツに羽織っていたり、マーシャルのアンプを何段も積み上げライブしたりと、ロックのマインドを感じさせるダンスミュージックだった。
SHAKALABBITS - マッシュルームキャットナンバープレート
ポストジュディマリ、みたいなことを言われたガールズバンドが生まれては消えていった。
シャカラビッツもそのひとつだと思う。
ただ音楽的にはあんまり似ているとは思わない。シャカラビッツはメロコアとかスカ的な要素が多い。
マッシュルームキャットナンバープレート、というよく分からない言葉の響きがとても好きだ。
MGMT - Time To Pretend
MGMTはジャスティスの1stと一緒に買ったのを覚えている。誕生日に音楽ギフトカードをもらったのだ。
控えめに言ってもこの曲が収録されたMGMTのアルバムは傑作でサイケ、インディーロック、エレクトロ・ポップ、その辺のジャンルの後続に大きく影響を与えたものだと思っている。
ストロークスが多かれ少なかれガレージロックリバイバル以降のバンドに影響しているのと同じように。
Lenny Kravitz - Rock And Roll Is Dead
これは説明不要かな?
ギターのリフを知らない人はいないだろう。
高校生の頃バンドがやりたかったが周りと音楽の趣味が合わず、もうひとりでやるしかねえな……みたいな時に、歌も楽器もプロデュースもなんでも自分でやるタイプのミュージシャンを知る。
それがレニー・クラヴィッツとベックだった。
Ray Charles - Hit The Road Jack
軽快な掛け合いがたまらない、ソウルの定番曲。
ぼくは大学で軽音サークルに所属していた。
サークル員の傾向としてはメタルやハードロック好きが多かったため、たまに現れるソウルやファンクが好きなやつを集めると毎度同じようなメンツになり、そのメンツでコピーバンドをやるとやはり毎度こういったスタンダードが選ばれるのである。
尾崎豊 - 十七歳の地図
尾崎豊がめちゃくちゃ好きな友達がいて、ぼくはそいつが(同性として)めちゃくちゃ好きだったので、尾崎豊も聴いた。
尾崎豊を音楽的に評論するのは、あまり気が進まない。
詰まるところ、(恣意的ではあるが)いわゆるJ-POPとしか言えないような気もする。
尾崎豊は別に好きではないのだが、思い出深くはある。
Black Joe Lewis & The Honeybears - Black Snake
ぼくが1番バチバチにバンドをやっていた頃、タワレコで発見した。
「グランジファンク」とか「ガレージソウル」みたいな謳い文句だった気がする。
ロックの躍動感とブラックミュージックのタイトな(時にルーズな)ビート感、この融合が大好物であるぼく。
このアルバムは以降バンド内で流行し、リハの際自然発生的にこの曲をセッションしていた。
Aerosmith - Mama Kin
エアロスミスとの出会いの曲である。
厳密に言うと『ミス・ア・シング』とかは知っていたと思われるが、自分でアルバムを買ってステレオから流れ出したのは、この曲が最初だ。
なかなか歌始まらねえー。
そのへんのことは、ここで触れているのでよかったら。
Jimi Hendrix - Crosstown Traffic
ジミヘンとの出会いは『堂本剛の正直しんどい』だと思う。
ロックを掘り下げていくにあたって、あ、あの曲って〇〇だったんだ! と繋がる瞬間というのがある。それが『正直しんどい』。
ジミヘンは特に大学生の頃聴いていて、メタル的速弾きへのアプローチよりも顔をくしゃくしゃにしてチョーキングすることを念頭に置いていたぼくにとって、必然的だったとも言える。
東京事変 - キラーチューン
名前に違わぬキラーチューン。
頭からケツまでずっと最高である。
演奏もメロディも歌詞も何もかもが好きだ。
音楽に歌詞はそれほど重要ではないと思っているけれど、たまにこういうことがあるから、母国語の音楽というのは特別なのだろう。
oasis - Morning Glory
アンセム。フレーズの意味がわからなくても焼き付く。
ドラッグ讃歌であるとか、歌詞にそもそも意味がないとか、諸説あるがとにかく焼き付く。
What's the story morning glory
Need a little time to wake up wake up
Jamiroquai - Canned Heat
これは大学生の頃、サークルの合宿でコピーした。
が、ギターがほとんど同じフレーズの繰り返しなので、ものすごく楽だったのを記憶している。
KICK THE CAN CREW - magic number
リップスライム、キックザカンクルーのブーム時、ぼくもご多分に漏れずラップにハマっていた。
リップは突き抜けてメジャー感、J-POP感があるのに対して、キックはずっとどこかにアングラ感を漂わせていた気がする。
andymori - ベンガルトラとウィスキー
週7ペースで飲み、時々終電をなくし、財布をなくし、記憶をなくす。
そんな生活をしていた頃に
安いウィスキーウィスキーウィスキーで
全部丸一日全部無駄にしてしまったってまた
テイクイットイージー
テイクイットイージー
またおんなじ声でくりかえしてくれるんだろうね
という歌詞は響きまくった。
The White Stripes - Seven Nation Army
ロックが飽和し、新しいものが生まれない時代。
バンドには二人しかメンバーがおらずイメージカラーは白黒赤で統一、しかも姉弟という設定……
音はさながらヴィンテージ、まるで新しくはないのだがバンドのスタイルが新しかった。
GO!GO!7188 - 浮舟
ゴーゴーを聴き出したきっかけが全然思い出せない。スペシャで知ったのかなあ。
レンタル屋で借りてきてMDに入れていた記憶はあるんだけれど。
もしくはMのMDかもしれない。
MのMDとは、ぼくが中学生の頃に好きだった女の子が選曲し、くれたMDである。そこに入っていた曲群にはだいぶ影響されている。
ゴーゴーは、昔ちょっと怖かった。
なんというか不安になる曲が多かった。『瑠璃色』がスペシャで流れてたのは覚えてる。
何この曲? っていうゾワゾワ感が好きだったが、結局『こいのうた』みたいなのも書けるのかよ! ってズブズブはまった。
Simple Plan - I'd Do Anything
これは完全にMのMDがなければ出会ってなかった曲。
そのMDには誰の曲かよくわからない曲が結構あって、しかも今みたいにCDならiTunesに入れたら即時名前がわかるが、MDは本人に確認しないとだめである。
結局何が何だかわからないままになってしまった曲も多々あり、のちほどうろ覚えのメロディを頼りに「なんか違うけど、似てるような気がする」という曲を見つけたのがこれだ。
Rolling Stones - Honky Tonk Women
ホンキートンクウィメンといえばストーンズファンならば誰もが知っている曲なのに、オリジナルアルバムに収録されていない。
アコースティックバージョンはあるのだが、曲名が違う。
で、ベスト盤にしか入ってないからそのベストを買ったわけだが、オリジナルアルバムを買い集めているぼくからしたらベストなんかいらないのである。
ベスト買ってからオリジナルアルバムを集めることはあっても、逆は基本ない。ないけど、仕方ないので、買った。
親父が昔「ストーンズのレコードは八角形のケースに入ってて……」みたいな話をしていたのだが、このベスト盤はそれを再現した紙ジャケになっていた。
ASIAN KUNG-FU GENERATION - ループ&ループ
andymoriとかを知った頃、20歳くらいの頃、カラオケで定番曲だった。
いや、ぼくは歌ったことない気がするけど毎回これを歌うやつがいた。
そうやって脳内に刷り込まれることってあるよな。
ドラゴンアッシュの『Fantasista』とか、カラオケで聴いた回数のが確実にオリジナルを聴いた回数超えてる。
Led Zeppelin - Rock and Roll
ツェッペリンって、バンドでコピーするの、結構大変で。
個々がフレーズをコピーするところはまあ別にって感じなんだけど、みんなで集まって再現しようとすると何か違う。コピー出来ていても、バンドの雰囲気、グルーヴ感が再現出来ない。
そんな感じで、ツェッペリンのコピーバンドをやったことがあるのだが、楽しかった。『Stairway to Heaven』ではドラムがなかなか出番がないので、イントロのシンセ?を再現するのにリコーダー吹いてもらったりした。
EGO WRAPPIN' - GO ACTION
初めて行ったフジロックで「恵みの雨っ!」なんてMCを聴きながらこの曲で踊っていた。
ずぶ濡れで。
Special Others - Laurentech
その初めてのフジロックは大学の先輩らと行ったのだけれど、ブーツィー・コリンズを観る組とスペアザ組がタイムテーブルの関係で分かれた。と思う。
スペアザはインストっていう概念を初めてくれたバンドかも。
優しいのに踊れる。
Funkadelic - Hit It and Quit It
「スライ、JB、Pファンク。これを聴いてないやつはモグリだ」
そんなことを15歳のぼくはとある男に言われ、ファンクへの門を叩く。
Pファンクはまず分かりにくかった。音もそうだし、ファンカデリックとパーラメントのふたつのバンドの総称である点もよくわからなかった。
JBやスライは分かりやすかったんだけどなー。
Pファンクがかっこよく思えるまでは時間がかかった。
The Beatles - Twist and Shout
これはギター覚えたばっかりの頃に練習して、友達の家でずっと歌っていた。
ツイストアンドシャウト、ウイイレ、ツイストアンドシャウト。
ジョンの声によくあった曲だ。
JUDY AND MARY - motto
高三の時に仲のいい友達同士で1曲だけ遊びでコピーバンドをやろうということになった。
その際にボーカルに任命された女の子がやりたがったのがこの曲。
さて、いざジュディマリを真剣にコピーしようとするとかなり大変だった。
セオリーみたいなのが通用しない。ある程度、こうきたらこういく、みたいなギターのフレーズの流れが経験則的に見えるものなのだが、TAKUYAのギターはそれがほぼなく、自由過ぎた。
結局スタジオにさえ入ることなく、その遊びバンドはうやむやになった。
まとめ
しばらく聴いていなくても流れ出した記憶がフラッシュバック、身体にスイッチが入る感覚。
そんな曲って誰でもあるのでは?
そんなものを集めたつもり。
記憶の整理みたいなものだけれど、誰かの音楽体験の足しになれば嬉しい。