でもTシャツ1枚ではまだ寒く、なにか羽織ると走りだしたら暑くて邪魔。
と、なにかしっくりこないままでいたわけで、大人しく上半身もスポーツウェアを揃えることにした。
スポーツウェアと言っても、今回はTシャツ。
THE NIKE TEE
なんだか大仰な名前。ザ・ナイキ・ティー。
走る際に着るものとして大事なのは速乾、吸汗性。
もちろんふつうのTシャツでだって走れるわけで、しかし走っている時というのは細かなストレスはない方がいい。
あれ、なんだか右足がちょっと靴擦れしそうだな……左は太ももがつりそうだし……背中が汗ではりついて嫌だな……
こういったことを考えながら走りたくはない。なるべくなら。
ぼくがわざわざ汗の目立つグレーを選んだのは、グレーだからこそDRY-FITのパフォーマンスを感じられると思ったからだ。
生地感
スポーツウェアとしてのTシャツはかなりポリ感が強いものが多く「スポーティー!」と主張していたりするが、これはレーヨン混でとろりとした柔らかい触り心地。しゃかしゃかしていない。
ランニングウェアと普段着をしっかりと住み分けしている人にとってさして重要ではない点だと思うが、ぼくは普段使いしても違和感のないようなもののほうが好きだ。
汗染みは果たして目立つのか
グレーのTシャツなんだから、濡れたら絶対に色が変わる。
その水分をどれくらい速乾してくれるのか。
着て30分弱走ってみる。
おお…?
確かによく見たら汗をかいたのかなという感じはあるが、ほとんどわからないレベル。ていうか写真じゃ全然伝わらないレベル。
ぼくが汗をかきにくい体質とかそういうことではなく、走っている際はふつうに汗がしたたるのを感じていたのに。
ちなみにこの上にジャケットを羽織っているので、さらに汗はたまりやすかったはずだ(ジャケットもDRY-FITのものだからそれの性能とも言えるかもしれない。それについてはまた今度)。
さらに洗濯と脱水をするとよりドライ感を感じる。
洗濯機から取り出した時点で乾いているといったら言い過ぎだがそれに近いレベルには水分が飛んでいる。
まとめ
ドライ性だけ優先するなら簡単だと思う。メッシュみたいな生地にしたら通気性もいいし布地が少ないから汗を吸いっぱなしになる量も限られるし。
でもそのノウハウを一見ふつうのTシャツに落とし込んでいるところが、ぼくのびびっと感じるところ。
ATHLETEの文字に心を引き締めながら、さあ走ろう。