夏真っただ中! なんて書いていたのにもう森山直太朗が聴こえてきそう。
さてさて、あらためて。
サブスク全盛なのは味気ないがありがたい。日々Spotify。
星野源もちょっと前にSpotifyにやってきたよ。
- 切ないのにFeel Good.
- GO!GO!7188 - C7
- SPECIAL OTHERS, RIP SLYME - 始まりはQ(9)CUE
- 思い出野郎Aチーム - ダンスに間に合う
- アイドルネッサンス - 6AM
- maco marets - Summerluck
- Marshmello – Here With Me (feat. CHVRCHES)
- Lucie,Too - Lucky
- The 1975 - Chocolate
- 台風クラブ - 相棒
- 怒髪天 - 喰うために働いて 生きるために唄え!
- BUMP OF CHICKEN - リリィ
- Pixies - Where Is My Mind?
- Andymori - ベンガルトラとウィスキー
- ClariS - ナイショの話
- ドミコ - こんなのおかしくない?
- Sixpence None The Richer - Kiss Me
- 東京事変 - キラーチューン
- Red Hot Chili Peppers - This Is The Place
- スーパーカー - WONDER WORD
- No Buses - Pretty Old Man
- まとめ
切ないのにFeel Good.
切ないけどアガる曲が好きだ。
この感覚は昔からずっと一貫してあって、どういう曲がその琴線に触れるのかっていう説明が結構難しい。
と、いう前置きはこのプレイリストの前身である
切ないけどFeel Good.の際に書いたものだ。
切ないけど、が、切ないのに、に変わった同じコンセプトの第2弾である。
泣けるのに踊れる、踊れるのに泣ける、そんな相反する感覚を併せ持つぼくの好きな曲たち。
GO!GO!7188 - C7
んー懐かしい。10年以上コンスタントに聴き続けているけれど、感触としてはやはり懐かしい、がしっくりくる。
サビっぽい箇所が2つある構成が絶妙。
サビっぽいBメロでがっと切ない感じを押し上げて、本物のサビで少し落ち着かせる。
とても印象的で、耳に残るメロディをより強く前に出している。
SPECIAL OTHERS, RIP SLYME - 始まりはQ(9)CUE
鉄板だねこのコラボは。聴く前にいいに決まってると思ったし、実際めちゃくちゃいい。
スペアザはちょいちょいロックバンドとコラボしてるんだけれど、バンド&バンドで難しいのは演奏者が多すぎる点。
基本ドラマーなんか二人いらねえし。
スペアザのいいところとコラボ相手のいいところと、どっちも出すのは結構大変。
その点スペアザをバックバンドにリップがラップするってのはシンプルで、シンプルがゆえに強い。
思い出野郎Aチーム - ダンスに間に合う
いやーなんでかわかんないけどグッとくるな。
ちゃんと聴いたのはぼくの好きなお笑い芸人がPVに出演している『繋がったミュージック』という曲が最初。
だみ声っていうのかな。の歌謡曲ライクなメロディと、ソウルフルな演奏のミックスが刺さる。
アイドルネッサンス - 6AM
もう解散してしまったアイドルグループ、アイドルネッサンス。
往年の名曲の復興(ルネッサンス)をテーマにしているらしい。
元々は堂島孝平の曲で、どっちを入れるか迷ったが、どっちもよいのだ。
はねるというかすべるというか踊るというか、人混みをすり抜けていくような軽快なメロディが気持ちよい。
maco marets - Summerluck
夏場よく聴いていた。
切ないけどFeel Good.という感覚はある人に言わせれば「夏の夕方のよう」であり、そんな雰囲気に包まれた曲だと思う。
Summerluckという言葉は造語で、しかも歌詞もWebにないので、はっきりどんなことを歌っているのか把握できていない。
けれど、なんとなく、やっぱりWe are lookin' for a summerluckなんだろうな、という感覚は分かるのだ。
Marshmello – Here With Me (feat. CHVRCHES)
チャーチズはエレクトロなサウンドを基調とした曲が多いけれど、これはエレキギターのシンプルなフレーズから始まる。
それが中盤からサビでマシュメロサウンドと混ざっていくの、アガる。
でもメロディはだいぶ泣きメロなんだよね。
しかもこんな贅沢なコラボなのに曲が短いっていう。もっとちょうだいよ。
Lucie,Too - Lucky
ガールズバンドの旨味を2分弱に詰め込んだような曲。
情報過多の現代でパンクバンドでもないのにこの尺なのがすごい。
Lucie,Tooのキャリアについてはよく知らないけど、楽器歴30年40年のベテランが絶対に書けないし再現できないバンドの初期衝動みたいなものがこの短さの中に溢れている。
The 1975 - Chocolate
The 1975の曲は概ね歌詞が難解なので、そのあたりはもう諦めている。
ラブソングなのかと思っていたが、どうやら違うらしい。
初期の代表曲で、キャッチーなメロディなのに漂うやるせなさがとても切ないのにFeel Good.だ。
台風クラブ - 相棒
このゆるさと(お洒落っぽいことをしているにも拘らず)絶妙なダサさが癖になる。
すべてがぎりぎりのラインでせめぎ合ってる感じ。
下手だけど味のあるボーカルは、めちゃくちゃ上手いボーカルには出せない何かがあるし、なんなら技巧派ボーカリストが歌ったとしたらロックバンドではなくただのポップスになってしまうかもしれない。
このぎりぎりの感じが、他の誰にも再現不可能な切なさを感じさせる。
怒髪天 - 喰うために働いて 生きるために唄え!
ジャジーなギターと野郎全開な歌の組み合わせがいい。
お洒落なんだけど全然お洒落じゃない。
そういうバランスが好きなんだろうなぼくは。
格好いいだけのバンド、お洒落なだけなバンドじゃなくて、なんだろう、人間臭さっていうか。
BUMP OF CHICKEN - リリィ
バンドマン好みの名曲。
弱いところを隠してステージでは格好つけているバンドマンと、そんな弱いところも知っている恋人のストーリー。
ぼくの好きな小説の主人公の母親が「何が起きても『あらあら』で対処してしまう、古き良き日本の母」なんだけれど、そんな感じの女性なんだろうか。
久々にバンプを聴いたんだけれど、やっぱりいい。うん。
最近の壮大な感じよりはこういう青い感じが好き。
Pixies - Where Is My Mind?
言わずもがなの男のバイブル、映画『ファイトクラブ』のエンディングテーマ。
うーうー言ってるコーラスとアコギのだらっとした始まりからもうずっと切ない。
あと勝手に映画のエンディング部分がフラッシュバックしちゃうしな。
この曲も聴いとくべきだけれど、『ファイトクラブ』の方をぜひ観ておいて欲しい。女性はあんまりしっくりこないと思うけれど。
Andymori - ベンガルトラとウィスキー
これをいつもカラオケで歌う友達がいるんだよね。
昔っからの友達で、「安いウイスキーで全部まる一日無駄にする」っていう歌詞は学生だった頃共感しまくった。
曲自体の疾走感も相まって、刹那的に生きる青春時代と重なったものだ。
そして、青春時代に聴いていた曲ってのは今でも最高なんだ。
ClariS - ナイショの話
アニメ『偽物語』のエンディングテーマ。ぼくが真面目に観た数少ないアニメのひとつ。
これよくわからないんだよな。一期の化物語ではその回のヒロイン目線の主題歌が使われていたんだけれど。
兄と妹二人をテーマにしている『偽物語』のこれは誰目線の曲なんだろう。
内容的には「あんた、わたしみたいな魅力的な女の子が近くにいるってのに気づかないわけ? 彼氏とか作っちゃうよ? ねえねえ!」みたいな感じで、フィットしてない気がするんだよね。
詳しい方教えてください。
ドミコ - こんなのおかしくない?
ホワイト・ストライプス以降ちょくちょく現れる2ピーススタイルのバンド。
ギターのフレーズとか日本語なのかどうか聞き取れない感じの歌い方とか色々ツボ。
サビの裏声が気持ちいい。
歌の内容もいまいち意味わかんないんだけど、意味わかんないなりに切ない。
Sixpence None The Richer - Kiss Me
シックスペンス・ナン・ザ・リッチャーを知らない人でも絶対にこの曲は知っているという有名曲。
正確に歌詞を覚えてないけど「キスミー、なんとかかんとかミルキートワイライト」とかさ、ネイティブじゃなくても分かる単語とスーパーグッドメロディでもう普遍的に切ないのにFeel Good.なんだよ。
東京事変 - キラーチューン
Feel Good.寄りな曲。
切ない感じはそんなにないけど、そうだな、多分海外のバンドが英語で歌ってたらこれはピックしていないだろう。
でも「ご覧 ほらね わざと逢えたんだ」とか、人間賛歌みたいな雰囲気が泣けるんだろうか。
椎名林檎も分かりそうでよく分からない歌詞って多いね。これはラブソングのようだけど、もっと普遍的な人間関係についてのような気もするし、こういうことを考えられるのが日本人に生まれてよかった点でもある。
Red Hot Chili Peppers - This Is The Place
レッチリは大好きなので何か入れたいなと、最初は『Snow (Hey Oh)』を入れた。
あれもギターリフだけで既に切なくてFeel Good.なわけだが、メジャーどころを入れるのはつまらないかなとアルバム曲でライブでもほぼ演奏されないこの曲にした。
8ビートで刻み続けるリズム隊やアンソニーの淡々としたボーカルが途中から早口になるところが気持ちよく、地味ながら名曲だ。
ギターは割と脇役。
まとめ
フェニックスの『If I Ever Feel Better』なんかも入れたかった!
このプレイリストが気に入った方は高確率で好きになると思うので聴いてみてほしい。
でも勝手なこだわりとして、人に聴かせる用途で作っているオープンなプレイリストは曲被りをあまりさせたくない、というのがあって、『If I Ever Feel Better』はよそで使っているんだよね。
余談にて、完。