続 SEIKO ブラックボーイについて

seiko ブラックボーイ

腕時計は、男がオンオフ問わずつけることが許されているほぼ唯一と言っていい装飾品。
童心をくすぐるゼンマイ仕掛けの機械式であったり、はたまた正確無比を貫く電波受信の機構であったり。
人間の英知が凝縮され、デザインを落とし込まれ、そして道具になる。

こう書くと、どうだろう、腕時計ってすっごい楽しそうじゃない?

ブラックボーイを買って間もない頃のエントリはこちら

使用状況

ほぼ毎日、外出する際は必ずと言っていいほど装着していた。
購入から1年弱経ったことになるが、ざっと250日は使っていたんじゃないかな。

その中で気づいたこと、いいことも悪いことも含め、書いていきたい。

外観

seiko ブラックボーイ
王道のダイバーズウォッチ

これは当初から感じていたことだけれど、高級感はない。
時計に高級感を求めるのかどうか、というのは難しいところ。
高そうに見えるけど安物、安そうに見えるけど高級品、どちらも結局ナンセンスなのだと思う。

だから、そういう意味ではブラックボーイはよくまとまっている、と言っていい。
細かいところでちょっと色気に欠けるというか、どうしてもドレスウォッチなどと比較してしまうと野暮ったい感じは拭いきれない。
それもこの時計の味だろう。セイコーの素朴で強い感じが出ていて、これはこれでいい。

ところで、風防(ガラス部)に傷が入ったのが上記写真でお分かりいただけるだろうか?
↓こっちはピンボケになってしまったけれど傷は分かりやすい。6時位置のあたり。
seiko ブラックボーイ

時計に使われるガラスの種類は大まかに分けて
ミネラルガラス
アクリルガラス
サファイアガラス

などがある。

こちらに詳しく記されているが長いので興味のある方はどうぞ。

ブラックボーイに使用されているのはミネラルガラスで、要するに一般的なガラス。
強度はそんなにない。結構早い段階で擦ってしまいテンションが下がったが、慣れればどうってことはない。
時計は実用品なのだから(と自分に言い聞かせるのが大事)。

高級時計ではよくサファイアガラスが使われ、ミネラルガラスに比べて強度が1.5倍から2倍ほどあるという。

高いものには高いものの理由が、安いものには安いものの理由があるわけだ。

ベルト

seiko ブラックボーイとNATOストラップ
現在、都合3本のNATOストラップを使っている。

正直、2番目と3番目に関しては、写真の明度を上げているから違いが感じられるものの、人からしたら同じだろう。

ぼくの中ではちゃんと違いがあって、2番目のは最近最も使用頻度が高いもの。
3番目はシルバーの部分が結構ぎらぎらしているから、少し派手な印象になる。
そういうアクセサリー的用途のときは3番目を使い、無難にまとめるときは1番目の黒を使い、その中間が2番目というわけだ。

ダイバーズウォッチはラバーもNATOも革(ダイバーズの海にもぐるための用途からすると矛盾しているが、あくまでデザイン上の話)も似合うから、遊びの幅はいくらでもある。

精度

これは個体差がかなりあると思う。
ぼくのは1週間で大体4,5分(もう正確に日差何秒、だなんて計測するのがアホらしいくらい)進む。
もっと精度のいい固体もあるだろう。

というわけで、だいたい5日に1回くらいは時刻を修正する。

クォーツ時計、電波時計、携帯電話の時間に慣れた現代人にはアナログでしかない機械式自動巻き時計。

もちろん正確に時を刻んでくれるほうがいいに決まっているが、ルーティンになれば時刻を合わせるために竜頭をねじねじしている時間も割と楽しいものである。

自動巻きでも正確な時計として(厳密に言えば自動巻きでもクォーツでもない、ということだが)セイコーにはスプリングドライブなる機構がある。

ハイエンドラインのグランドセイコーの時計に搭載されているもの。
現物を見たとき、針の動きでうっとりするという、極めて貴重な体験をした。

これは本当に文章では魅力が伝わらないと思うので、興味がある方は動画なり調べていただきたい。

まとめ

実売価格はだいたい16000円~18000円程度のダイバーズウォッチ。
もちろんコストは削減されての値段で、もっと完成度の高い時計はいくらでもある。

でも、この値段でこのクオリティなら、やっぱりよく出来ている。
この粗雑な、色気も何もない感じが、格好いい。

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