CONVERSE ADDICT Chuck Taylor 10年以上経過

converse addict chuck taylor 最初期のモデル

風邪をひくと、健康のありがたさを知る。
でも、普段はなかなかそれを実感しないし考えることもしない。
重要なことに気づくタイミングは、何かを失ったときだったりする。

コンバースアディクトを10年以上履いて、あらためて考えたこと気づいたこと。

チャックテイラーとは

細かい話をしだすときりがないので、ざっくりと定番オールスターとチャックテイラーの違いを列記。
写真はすべてコンバースアディクトのサイトから引用。

プレイヤーズネーム

チャックテイラーのプレイヤーズネーム
元々バッシュなのでタンの裏に選手が名前を書く欄がある。

あて布、サイドステッチ

チャックテイラーのサイドステッチ
ダメージを受けやすい指の付け根部分に、内側から補強の為に布を重ねている
そのため、オールスターにはないステッチがアッパー側からも見える。

ヒールパッチ

チャックテイラーのヒールパッチ
時代によって三つ星だったりひとつ星だったり微妙に違うが、とりあえずこの紺ないし黒の特徴的なヒールパッチがついている。

フォルム

コンバースアディクトのチャックテイラーのシルエット
全体的に細身シルエットで、特にトゥキャップ周りのシャープさ、フォクシングテープに高さがある(よくレビュー記事でソールが厚いと書かれているが、ソールが厚いのではなく外側に巻いてあるテープの幅が広いというのが正しい)。

呼称

チャックテイラーとは、もともとヴィンテージの特徴的なディテールを持ったオールスターを便宜上区別するための呼称
なので、チャックテイラーもオールスターだし、定番オールスターもチャックテイラーである(ハイカットの定番オールスターを見てみると、ヒールパッチにChuck Taylorと書いてあるのが分かる)。
あくまで分かりやすくするために名前を分けているだけで、英語圏ではどっちもChuck Taylorとなる。

でも、わかりにくいので、日本では一般的にチャックテイラーとオールスターはそのディテールで呼び分けられている。
このブログでも、わかりやすさを優先し、一般と同様に呼び分ける。

10年以上履いているCONVERSE ADDICT

定番オールスターであれば、10年以上履くのはかなり厳しい。
所有した経験のある人ならばわかると思うが、絶対にどこかしらが致命的ダメージを受ける。

指の付け根付近のフォクシングテープは剥がれるし、アッパーには穴が空く。

ぼくがコンバースアディクトのチャックテイラーを購入したのは10年以上前。2008年。
アディクトが発足した最初のシーズンにリリースされた生成りカラー。

頻繁に履いていた時期(かつてスニーカーはコンバースしか履かないというこだわりを持っていた)もあれば、全然履いていない時期もあるが、およそ12年が経過している。
いまだに現役。

というわけで、チャックテイラーの中でもコンバースジャパンが復刻しているコンバースアディクトにフォーカスし、その魅力について考えたい。

12年経た外観

ハイカットからローカットに切ったチャックテイラー
最初に書いておかないといけないのは、元々ハイカットだったのをローカットに切ったこと。
タンも合わせて切ったので、プレイヤーズネーム部分は失われた。

シューレースも交換している。

GETABACO COTTON SHOELACEに交換

GETABACOのシューレースとコンバースアディクトのチャックテイラー
12年経ってついにもともとのシューレースは切れてしまった。これは頻繁に紐を結んだり縛ったりする靴の宿命である。
むしろ頑張った、12年は。

ということでGETABACOのコットンシューレースのナチュラルカラーに替えている。

チャックテイラー自体はスニーカー用洗剤で洗い、中性洗剤でも洗い、最後は酢漬けにして変色を元通りにして、結構きれいになるよう頑張った直後の状態。

【スタッフコラム】スニーカーを白くしたい!意外なものを試してみました。 – 北欧、暮らしの道具店

それでもやはり年月によるくすみ等抑えられるものではなく、新品のシューレースと色が合わない。
まあ、これは仕方がないことかな。

12年履いた生成りのスニーカーに合う色のシューレース、そんなもんは売っていない。

キャンバスのアッパー

コンバースアディクトのアッパー
これはあらためて評価すべきポイントだ。

最近コンバースジャパンのインラインのオールスターを買った。

これはこれで気に入っているが、アッパーが全然違う。

オンスをはっきりと具体化した数字は出ていないけれど、体感的にはヘインズの赤パックとビーフィーくらいの違いがある。
それだけアディクトのチャックテイラーはしっかりしたアッパーだということ。
逆に言えばインラインのオールスターはアッパーがふにゃふにゃ。

それが顕著に感じられるのが、穴の開きやすい指の付け根部分。

左足は少し擦り切れているが、右足は未だに健在。
なお、擦り切れているものの、あて布が裏からあるために貫通はしない。
定番オールスターだったらとっくに貫通、靴下が挨拶しているはずだ。

フォクシングテープ

12年履いたコンバースアディクトのチャックテイラー
これは原理がよくわからない部分なのだが、ここも定番オールスターと比べかなり剥がれにくくなっている
圧着の仕方が違うのか、使われている接着剤等が違うのか。

アッパーの剥がれたキャンバスシューズ
こんな感じで、定番オールスターはアッパーとテープが剥がれてくる。
で、だんだんどうしようもないくらいに広がってくる。

アディクトも剥がれてはいるけれど、最低限に済んでいるというか、剥がれが広がらない。
ここに関しては何のケアもしていない。

伝わるか不安だなこの地味な違い。定番オールスターを長いこと履いた人ならわかると思うんだけどさ。
ほとんど剥がれず、剥がれても広がっていかないのがすごく不思議。

ヒールパッチ

12年履いたチャックテイラーのヒールパッチ
ここも何のケアもせず履き続けた結果、原形が7割程度失われている。
綺麗なままの状態が懐かしいけれど、まあ、でもぴかぴかを保つ類のスニーカーでもなかろう。と自分を肯定する。

アウトソール

12年履いたコンバースアディクトのビブラムソール
さすがのビブラムも、だいぶすり減っている。
逆に言えばビブラムでなければもう平らになっていたかも。

すり減ってはいるけれど履けないほどではない、か。

剛性感も違うように思う。
がっしりしているというか。表現しにくい部分なのだけれど。
定番オールスターは履いていてなんとなく頼りない感じがするのだ。それがビブラムのソールにはない。

その他

チャックテイラーのリペア
イカットの際は、着脱のダメージが蓄積して、破けた(ハイカットをローカットにする前述のリンク参照)。
その部分のリペア痕。
そして、名前がわからないが、ヒール部分のサポートをするパーツが壊れている。

何度も着脱を繰り返すとこのあたりが破損してくるのは仕方ない。
ヒール部分のパーツはソール等と同じようなゴム素材だと思うので、経年劣化もあるだろう。

ポロンのインソールは新品状態がどうだったかもはやわからないので比較が難しいが、現在もクッション性は失われていないと思う。

アディクトならではの部分として、ライニングのアウトラスト。
これは温度を快適に保ってくれるものなのだが、今まで履いていてあまり意識することはなかった。

が、インラインのオールスターを買ってみたことで気づいた。
ローテクのキャンバスシューズを紐をきっちり絞めて履くと、内部は結構暑いし蒸れるのだ。

体感的に快適だと気づかなくても、アディクトはその内部が暑いなと感じる場面はほとんどなかったように思う。
快適だと思う、ではなく、不快にならない、という感じでこっそりしっかり機能していたんだろう。

まとめ

現在新品として手に入るチャックテイラーの主なものは、コンバースアディクトか米コンバースのCT70が挙がる。
それぞれ見た目上の違いは色々あるし比較されるだろうけれど、長く愛用していくという観点でアディクトはかなりちゃんと作られていると思う(CT70の耐久性等は買ったことがないので言及できない)。

全然大事に履いてないしね。
普通にアディクトでスケボーとかしてたし、ライブのモッシュに揉まれたりもしている。

買った当時からちゃんとケアして丁寧に使っていれば、なんなら20年とかそういうスパンで愛用できるかも。
んー、アッパーが綺麗でもソールは減るか。

日本のコンバースアメリカのコンバース、消費者的には色々思うところがあるだろうけれど、とにもかくにもアディクトはあらためていいスニーカーだと思った。