まず、大きく変わった点は28Cから23Cにしたということ。
いつだっけか、自転車のエントリを書いたときに、「28Cなのがクロスバイクの持ち味」みたいなことを書いた気がするのだけれど。
気持ちは変わっていくものだってことで。
永遠に銀河の風に吹かれて……以下インプレッション。
以前のタイヤについては
ちなみによくSCとか略されているのがサービスクルスである。Service Course、SC、サービスクルス、みな同じものを指している。
ミシュラン プロ4を選ぶまで
まずぼくの中でいくつかの候補があった。
というか、プロ4は候補にはなかった。
ミシュラン リチオン2
コンチネンタル等、自転車ユーザーからの支持が厚いタイヤも興味はあったのだけれど、コンチネンタルはカラーバリエーションがない。
以前使っていたサーファスはカラバリは豊富だが、同じのを選ぶのは面白くない。
リチオン2は価格的にもデザイン的にも、ちょうどいい感じだった。
結論から言うとリチオン2はミシュランのプロシリーズのデザインを模しているのだけれど。
なんでそこからプロ4にいったのか、大きな決め手は特にない。
強いて言うなら「ロードのタイヤ履いたらどんな感じなんだろう?」という好奇心か。
そんな感じで、なんとなく、28Cをやめて23Cにいくことにした。
交換に際しての雑記
これを参考にタイヤを選ぼうなんて人のために、インプレの前にちょっとした細かいことを。
エスケープR3の純正ホイールでも、23Cタイヤは使用できる
ただし、ロード用ホイールと比べてクロスのホイールは幅広になるので、同じ23Cのタイヤを嵌めるにしても少し太めになる。
ホイールはかなり走行性能に直結する部分なので、タイヤといっしょに交換してしまってもいいかもしれない……が、ぼくはまだ手をつけていない分野なので、その時がもし来たらまた書こう。
チューブのサイズに注意
チューブにも対応サイズがある。
例えば23C-28C対応みたいなものであればそのまま流用してオーケーだが、25C-35Cのようなものだと当然23Cのタイヤでは使えない。
自分が使っているサイズが分からなければ、おとなしく新しいものを用意してしまっていいと思う。
ぼくが使用したのはこれ、対応サイズが広いので便利。あとシュワルべは基本的にどこの自転車屋でも置いてると思われ、迷わずにすむ。
ミシュラン プロ4 サービスクルス V2のインプレ
長くなったがやっとタイヤの話。
ちなみにV2というのはバージョン2ということで、無印のプロ4 サービスクルスより耐久性等がアップしているとのこと。
白黒の立方体のような箱に入っているのが無印、青い縦長の箱に入っているのがV2。
交換前とのルックスの比較
ビフォー
アフター
カラーリングは前回 赤×薄い水色だったのが、赤×白に。
ま、薄い水色がほとんどグレーみたいな感じだったので色的には大きく変わっていない。
ただカラーラインが細く入っていただけのサーファス セカRSに対して、プロ4はサイド全体がカラーになっている。
タイヤ交換の際手が黒くなりながら作業していて、完成時既に少しカラー部が黒ずんでいたのはご愛嬌。
デザイン的にはかなり気に入っている。
ミシュランマンのマークとバルブの位置を合わせて。
走行性
プロ4シリーズには4つのラインナップがある。
要するに、
コンプリミテッドサービスクルス
コンプサービスクルス
サービスクルス
エンデュランス
上にいくほどレース寄り、下にいくほどロングライド寄り。
さてサービスクルスに乗っての感想。まだ長い距離を乗ったわけではなく数十キロでの印象。
変化についてはいずれ。
漕ぎ出し
これはそこまで大きく軽くなった感じは受けなかった。
当然タイヤ自体のスペック的にも重量は軽くなっているし、細くもなっているし、「おー軽い軽い」と思えてもいいようなものだったが。
多少スムーズかなという程度で、大きくは変わらなかった。
加速性
ただし、加速してくペダルの軽さは以前とまるで違う。
ギヤを切り替えていく速度が速い速い。早い、か?こういうとき。まいいや。
地面からの抵抗を感じず、何かに邪魔をされることなくスピードに乗っていく感じ。
今までイメージしていた自転車のタイヤが地面を転がる音が「シャー」だとしたら、これは「スッ…」という感じ。
しっとりと、吸い付くように、暴れることなくトップスピードまで持っていってくれる。
この漕ぎ心地はミシュランの特長らしく、乗らないと分からないものだと思うが、とにかくストレスがない。
トップスピードで今までよりギヤ1枚分くらい軽い。
快適性
そのしっとりした感触のおかげで、タイヤが地面の衝撃をうまく緩和してくれているのか、乗り心地は柔らか。
これは結構驚いた。
ロード用タイヤはスピードに特化して、乗り心地をスポイルするものだと思ったからだ。
しかし、これはクロス用タイヤに乗り心地もスピードも勝っていた。驚き。
プロ4の中でもレース寄りモデルになるとここら辺が変わってくるのだろう。
レースとロングライドの中間に位置しているサービスクルスが、クロスにはちょうどいいかもしれない。
荒れたアスファルトでのイラつきを、かなりまろやかにしてくれる。
耐久性
これはまだわからない。
ただ、残念ながらそんなに高寿命タイヤではないようなレビューを良く見かける(V2になって少し改善はされているらしい)ので、1000kmあたりで前後ローテーションして延命をはかろうと思う。
しかしカラー的に前白より前赤のがいいような気がするんだよな~ってのはそのとき考えよう。