Onitsuka Tiger TIGER ALLYについて

onitsuka tiger アリーの箱

年末で色々とあわただしく、ブログの更新もままならなかったけれど、またスニーカーが一足増えた。

自分へのクリスマスプレゼント、なんて言うと女子っぽ過ぎるか?

何か買いたいが特に欲しいものがないってときスニーカーにいっちゃうわけで、今回もそれ。

購入に至るまで

ナイキやアディダスのスニーカーを物色していたはずが。
前々から気になっていたオニツカタイガーを久々に見たら「ナイキもアディダスも色々持ってるしな」みたいな気分になって、衝動買いに近い感じで購入。

あと、これ。

ジーンズの人気投票だけれど、国内勢が人気ないから、日本のブランドを応援したいという気持ちがあったのかもしれない。

更に言うならば。
ネットでレビューを見るとそのフォルムからニューバランスと比較されていることが多い。
そして、US、UKメイドのフラッグシップモデルを履いている人でも「タイガーアリー(以下アリー)の履き心地、コスパはやべえ」という風潮があった。
そりゃ気になるわな。かっこよくても履き心地の悪いスニーカーはトゥーバッド。

Onitsuka Tigerとは

アシックスに社名・商標を変更する以前のブランドであるオニツカタイガーは、レトロな雰囲気からファッションアイテムとしての人気を呼び、現在では再び一般向けシューズのブランドとして製造販売されている。


アシックス - Wikipediaより

現在では、
アシックス→スポーツライン
オニツカタイガー→カジュアルライン
アシックスタイガー→ストリートライン

ざっくりこんな棲み分けになっている。

追記:
このエントリを書いた当初、アシックスタイガーを新ラインとして打ち出そうとしていたはず。
が、いつの間にかアシックスタイガーと言う名前はあまり使われなくなって、シューズボックスにもアシックスとしか書かれないモデルが増えてきた。
いまいちアシックスとアシックスタイガーの差が世の中に普及せず、むしろ混乱を招いたため諦めたのかな。

TIGER ALLYのレビュー

オニツカタイガーのアリー
前身モデルにタイガーアライアンス(以下アライアンス)というのがあって、それが名称を変えてアップデートされたらしい。
アライアンスを履いたことないからよくわからんけども。

外観

オニツカタイガーのアリー正面から

オニツカタイガーのアリー横から

オニツカタイガーのアリーの素材
アッパーが全てスウェードレザー!
リッチな外観である。

タンのみ、ナイロン。ロゴが入っている。
オニツカタイガーのアリーのタン

シルエットはシンプルなランシュースタイル。
ニューバランス全般ほど丸くない。ランシューベースのものとしてはすっきりしている。

色は青かグレーで悩んだのだけれど、初オニツカということで無難なカラーリングにした。
グレーにもいくつか種類があるが、これはシルバーグレー。

fuzeゲル内蔵ソール

ミッドソールにfuzeゲルを内蔵している。

ゲルとは

イカ社(旧ジェルテック社)が開発した衝撃吸収・振動吸収素材である。


シリコーンを主原料とした柔らかいゲル状の素材。αGEL(アルファゲル)は、タイカで取り扱うゲル製品の総称。
・衝撃吸収や防振、放熱、電磁波吸収などの機能がある。
・ビルの6階(18m)から生卵を落としても、たった2cmの厚さのαGELシートの上でピタリと、割ることのなく受け止めることができる。
・スポーツシューズやペン、その他ヘルメットやパソコン、携帯電話、デジタルカメラなどに活用されている。
・-40°C - +200°Cの幅広い温度で利用可能。


αGEL - Wikipediaより

fuzeゲルはアシックスがさらにそれを改良したもので、スポンジとゲルを融合させることで半永久的に劣化しなくなっているという。

人が歩く際、一歩ごとにどれだけの負荷がかかるか?
大体体重の120%の負荷になるそうだ。クッション性は大事。

実際に履いてみる

オニツカタイガーのアリーの着用イメージ

サイズ感の話

ネットではよくオニツカタイガーはサイズが小さめ、幅が細いなどと言われている。
ぼくの印象としてはナイキの平均的サイズ感(ただし、ナイキもかなりものによって異なるが)に近い。つまり極端に小さいとは思わない。

もしオンラインで買おう、という人がいれば、ナイキならフォース1と同サイズ、アディダスならスタンスミスと同サイズもしくは甲高幅広ならハーフサイズ上げる、といいと思う。

そのへんの話はこれを参考にしてほしい。

履き心地

今まで履いた他のスニーカーの、どのクッション感にも似ていない。

ナイキのズームエアはしなる感じ。
SBラインでも多用されていることから、高反発だけど硬めで、あまりエアを意識させない程度のナチュラルなクッション。
アディダスのブーストは弾む感じ。
バネっぽい、というか。小さなトランポリンのような。踏んだ分返してくる、主張の強いクッション。

fuzeゲルは、いたわる感じ。
マイルド、ソフト、そんな形容が似合う。

ぼくは柔らかすぎるソールはあまり好みではなくて、スケシューみたいな接地感と衝撃吸収性が両立されているスニーカーが最も好み。

アリーはそれらとはまた別路線で、一歩ごとに「よーしよしよしよし」とムツゴロウさんにあやされるような。
硬すぎないし柔らかすぎないが、優しさが靴底に横たわっている……あークッションのレビューむず。

要するに、いいよこれ。
おろしたその日に山手線換算で5駅分ほど歩いたけれど、余裕。

余談

オニツカタイガーの渋谷店、表参道店に行ったのだが、店員さんの感じがとてもよかった。
観光客が非常に多く外語語での接客が多いため、「日本語で話せるのがうれしくて、ついしゃべりすぎてたらすいません」と言っていたのは笑った。

まとめ

オニツカタイガーに関してまだあまり詳しくないし、これが最初の1足なんだけれど、さらに興味のわく結果になった。

日本のブランド万歳!

ニューバランスは欲しいけど今更ねえ、みんな履いてるしねえ、みたいな人はこれを買うといいらしいよ。