洗濯ものを外に干せないからなかなか乾かなくてストレスだ。
今年の花粉は市販の薬じゃ太刀打ちできない日もあって、毎年のこととはいえ気が滅入る。
いつも以上にぼんやりした顔をして過ごしている今日この頃。
前回のエントリ
501CTのダメージ
リペアも何度か行ったが、ついぞ面倒くさくてやる気が出ないレベルまでケツに穴が空いてしまった。
「リペアを繰り返すたびに愛着も増す」 というのも、まあ本音ではあるし今までそうだった。
が、今は本気で面倒くさいと思っている。
10年近くリジッドジーンズを購入し色落ちするまで穿きこむというルーティンを繰り返している。
今回ほどやる気が起きないのは初めてかもしれない。
ということで、ジーンズについて再考してみようと思う。
ジーンズの駄目なところ
これがもしスラックスだったら、こんな状態ならば即買い替えである。ゴミである。
だけれど、ジーンズはリペアしてなんぼというか、これで諦めるようじゃ「ぬるい」というような価値観があると思う。
実際簡単なリペアくらい自分でやれよ、とぼくだったら言うだろうし。
多少のダメージ、破れ、それは味だ。という価値観こそ、面倒くささの一因。
それにともなって、清潔感という要素をないがしろにする場面が出てくる。
清潔感というのは、実際に清潔であるかどうかは別で、印象として清潔に感じられれば実際汚くてもいいわけだけれど。
ジーンズはその点で、アンチファッションというロック的な側面を持っている。
ダーティであり、ルードである。
が、リペアを前にするとそんな大義も煩わしい。
そして、もっとも大きなところで、リジッドジーンズは穿きこんでなんぼ、というものがある。
これは結局、自分が着る服に大きく制限をもたらす行為で、実際ぼくは1年間で同じジーンズの着用率は80パーセントをゆうに超えている(体感)。
これらはすべてジーンズ好きにはポジティブな話になる。
が、すべてまとめて、今のぼくにはネガティブに感じられ、何度も言うように総括すると面倒くさいのだ。
ぼくはジーンズに飽きたのか?
別にジーンズ以外のものを着ればいいじゃねえか。 と、今は思っている。
ワークパンツ、ジョガーパンツ、カラーデニム、別にジーンズ以外の選択肢も手元にあるわけで、ジーンズがなくなっても困ることは特にない。
ただ別にジーンズを穿きたくないと思っているわけではなくて、突き詰めればリペアが面倒なだけだから、まあそれもどこかの直し屋に頼めば自分の手をわずらわせる必要もないのだけれど、そこにお金を使うなら新しいジーンズを買えばいいだろう、と考えてしまう。
今はファッションとアンチファッションのバランスで言えばたぶんファッションに振れている。
だから「ダメージ加工のジーンズとかストレッチジーンズとか、ユーザーに優しいね」と、筋の通ったジーンズフリークなら言わないことを、今なら言える。
ぼくはジーンズに飽きたのか?
まあ、明日にも気が変わるかもしれないけれど、とりあえず縫うのが面倒くさいから今は違うものを穿こうと思う。
買おうと思う新しいジーンズも特に見つからないし。
まとめ
大きな転換になる可能性もある。
でも、服を選ぶのが面倒くさいから、ずっと同じものを穿きこみという大義名分のもと使い続けられるジーンズは、無精者にとってはありがたいのも事実。
そんなアンチファッションが恋しくなるかもしれない。
今こう考えていることが、一時的なものなのか、否か……
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