UNIQLO ドライストレッチスウェット vs NIKE TECH FLEECE

テックフリースとドライストレッチスレットの比較

ナイキのアパレルをチェックしている人がユニクロに行くと絶対に思うこと。

「これ、ナイキのテックフリースじゃね……?」

それくらいぱっと見の感じが似ているシリーズがある。
ドライストレッチスウェット。

おそらくユニクロが意図的に似せたのだと思うが、その似たもの同士を比較してみよう。
ナイキ テックフリースについてはこちらをどうぞ。

ぼくはテックフリースはジップパーカ、クルーネック、ジョガーパンツを所有している。
今回はユニクロでジョガーパンツを購入したのだが、パーカも試着だけしてきたのでジョガーとパーカ2点の比較。

パーカについては購入してないのになんだって話だが、つまりは購入するに至らなかった理由があるということだ。

ジョガーパンツの比較

まずはジョガーパンツ同士を較べてみる。

色味

ユニクロVSナイキ
ユニクロのドライストレッチスウェットシリーズ、色の展開はなかなかいい
どの色も外れがないと思う。
その中でもぼくが選んだのは、杢ブラックというか、フライニットのオレオのようなブラックとグレーの中間のような色。
オンラインストアではDARK GRAYとなっている。

ナイキのほうはスウェットのオーソドックスなライトグレー。
ナイキの色展開とユニクロの色展開はかなり似ている。
ただ全体的に発色については、もしかしたら、ユニクロに軍配を上げてもいいかもしれない

オールカラー所有しているわけではないので、他の各色が気になる方は店頭でお確かめを。

生地感

ユニクロは薄い。
薄いもの厚いもの、どちらが優れているというわけではないけれど。ちょっと頼りない印象がある。
その分軽いので、まあ良し悪しか。

ナイキは生地ががっしりしてる。
繰り返しだがどちらが優れているということはない。でもぼくは厚いほうが好みではある。
スウェットにしては若干重い。

スウェットを使用する時期が暑いシーズンを除くと「涼しい」「寒い」「あたたかい」のどれかのシーズン。
単純計算で涼しい寒いのシーズンが厚手のスウェットを欲し、暖かいシーズンには薄手を欲するとするなら、やはりスウェットは厚手のほうが出番が多い

もちろん単純計算だから、用途によっては一概には言えないけれど。

ディテール

ユニクロはやっぱりどうしても細部がちゃちい
ユニクロのドライストレッチスウェットのリブ
このリフレクターなんかは、小さすぎて要らないだろうと思うのだけれど、なくてもいいデザインを足してしまうのがユニクロっぽい。

リブ。
ナイキとユニクロのスウェット比較
ジョガーパンツといえばリブがきゅっと足首でフィットしているのが「らしさ」なわけだけれど、ユニクロはかなりリブがゆるく足首をホールドしない
一応商品名にジョガーパンツは含まれていないが、それにしても、あえてリブを緩くしているならその理由が分からない。

ジップ。
ナイキとユニクロのスウェットの比較
やっぱりこういうところはコストダウンが見て取れるユニクロ

シルエット

ユニクロのジョガーパンツ
ユニクロは全体的にゆとりがある。ほどほどのテーパード。タイトではない。
人によってはもっと絞ってほしいと思う感じ。ぼくはもっと絞ってほしい側。
ナイキ tech fleece
ナイキは膝下はだいぶぴったりとしている。

服単体の見た目はかなり似ているのだが、シルエットは全く似ていないと言える。

混ぜてみる。
ナイキ ユニクロ テックフリース
画質があれだけど。
テックフリースのクルーネックと、ドライストレッチスウェットのジョガーパンツ。

こうしてみると、ぱっと見は結構いい感じね、ユニクロも。

パーカ

こっちはユニクロのものがないので、比較の画像は割愛する。
また色味、生地感は上記と同じ。

ディテール

調べたところドライストレッチスウェットにも2種類(新作と旧作?)あり、一方は手首の部分がリブではなく細めのゴムになっていた。
ユニクロのドライストレッチスウェット
ユニクロ|ドライストレッチスウェットパーカ(長袖)|MEN(メンズ)|公式オンラインストア(通販サイト)

おわかりいただけるだろうか、黒いとこ。
これあんまり好きじゃねえなあ。ちゃちい感じがする。

店頭で見かけたのはこの細ゴムのタイプだったが、白だけリブだったので新旧入り混じっている状態なのかもしれない。

シルエット

シルエット自体は、ユニクロのものもナイキのものも割と似ていると感じた。
首の上のほうまで上げることのできるジップも同じ。ナイスコピ……おっと。

しかし。
シルエット自体が似ていても、生地のボリュームがぜんぜん違うので着用したときの雰囲気もまたぜんぜん違った。

ぼくはライトウェイトのパーカが嫌いなのである。
パーカの最大の魅力であるフードの部分がしなしなと頼りないから。

ユニクロドライストレッチスウェットのパーカはまさにそれで、全体的にはテックフリースに似ているんだけれど、何か物足りなく感じる商品だった。
逆に言うとテックフリースのパーカはボリュームあるフード部分が格好いい。
ぼくの主なお気に入りポイントはそこなのだ。

まとめ

ユニクロの実物を目の前にしているぼくは、やっぱりテックフリースとは違うのだよ、と思うけれど。
ぼくの着用画像で見る分にはなんかユニクロのほうが雰囲気あるような気がしなくもない。

ま、そんなもんだ。写真は写真。

ただしテックフリースを所持している人からしたら、確実にぼくと同じような印象になるのは間違いない。

とはいえ定価の差などを考えたらユニクロユニクロでよくやっていると思う。ちょっとそこまでぶらつくには充分な出来の服だ。

というわけで、ユニクロドライストレッチスウェットは、部屋着兼天気の悪い日用なのである。