と、何度言われたことか。
テックフリースは間違いなくぼくの服のローテでレギュラーだし、リュックもSBライン含めて2つ、靴下も何足あるのかわからないが全部同じ白い踝にかかる丈のナイキのやつ、スニーカーももちろん。
久々にナイキじゃないスニーカーを買ったよ。
VANSについて
今更バンズについて説明するのもあれなので、大まかなことはここに丸投げ。
VANSとぼくについて
ここからはぼく自身のバンズへのイメージ。
バンズはスケートボード、サーフィン、BMX、ロックなど、「野郎の遊び」に深く繋がったブランドだ。
ぼくがバンドを組んでいた頃はコンバースばかり履いてた。
なんとなく、バンズはパンク(ロンドンパンクとかじゃなく、もっと近年のメロコアに近いもの)とか、ハードコア系の音楽の人が履いてたイメージ。
ぼくがやってたのは1曲3分くらいで終わるクラシックに近いロックンロールだった。
まあそんな感じで、バンズにはあまり縁がなかった。
プレゼントでもらったことがあるけど自分で買ったのは今回初めて。
バンドをやめてから、ぼくの好きなものが思い切り変わった。
大体、ミュージシャンはインドアなのだ。
今は自転車、スケートボード、フットサル、遊びというとアウトドア。
あれー。「野郎の遊び」じゃん。
ガチガチのスケーターじゃなくて、移動にミニクルーザープッシュしてるようなゆるい感じなんだけど。
どうしてもナイキのレトロラン系だとソールが磨り減るのが気になる。
他にも候補はいくつかあった。
ナイキSB ステファンジャノスキー
ナイキSB ブルーイン
バンズ オールドスクール プロ
これらも大変魅力的なスニーカー達なのだが長くなるのでいつか買うことになったら話をする。今は割愛。
こんなことを言われた。
「全身ナイキのところにアディダスのスニーカーは落ち着かない、でもそこにバンズ。まだ許せる気がしませんか」
やかましいわ。
ま、でも、そんなもんか。
VANS ERA PROの概要
うーんかっこいい。
はじめに
つーか、PROってなんだよ。って方も多数いらっしゃると思う。
だがその前にバンズには日本企画のものと、海外企画のものがあるという話をしよう。
日本企画のものはABC-MARTがライセンス契約をし作っている。
オールドスクール、オーセンティック、エラなどの定番から、訳の分からないブーツスニーカーなどかなり間違った商品まで基本はABC-MARTにあるものはABC-MART企画。
それ以外の量販の靴屋はバンズは基本置いてない。
定番も海外企画とは木型やステッチの入り方が違う。
日本企画のほうが、日本人に合うような木型だという。
Vから始まる品番のものは日本企画。
VNから始まる品番のものは海外。
まあこの辺は、良し悪しかな。
スケートショップやセレクトショップなんかにオリジナルの海外企画バンズが置いてあったりするけど、日本企画よりやや割高。
それでも「日本のバンズはなんか違う」って思う人もいるだろうし、安くいつでも定番をラインナップしてるABC-MARTもそれはそれでいい。
ぼくはどちらかと言えば海外企画のがいいなと思っちゃう側。
さて。
VANS PROラインは海外企画だ(大型のABC-MART等でもたまにプロラインを扱っているので、ABC-MARTにあるすべてが日本企画ではない)。
プロラインのディテール
エラはバルカソール。
バルカソールというのは平らな生ゴムソール(ガムソール)の上にアッパーを乗せるようにし、その継ぎ目を覆うように外側にぐるりとテープ状のゴムを巻いて圧着したタイプ。
バンズ定番のものや、コンバースオールスターを見てもらうとなんとなくわかると思う。
いわゆるローテクなスニーカーに多い。
対してカップソールはハイテク系スニーカーに多く、足を覆うような形状のソールが用いられ、接着剤でアッパーと繋がっている。
外側からでは分からないけどね。こんな感じでラバーテープをぐるっと巻いてる感じがわかると思う。
インソールにはウルトラクッシュというかなりしっかりしたものが入っている。
おそらく、これ単品でも2500円くらいするんじゃないかな。超ざっくり言えば、ローテクの見た目でクッションはしっかり。
トゥキャップ周りにデュラキャップという素材を噛ませてある。
これによって、従来のエラより気持ちラバー部分のボリュームが出ている。
オーリーによって削れる箇所だから、アウトソールとミッドソールの間にデュラキャップという強化素材を入れてハードな使用にも耐えられるようになっているというわけだ。
超ざっくり言えば頑丈になった。
細かい点では、ハトメにPROの刻印、赤タブ、キャンバスとスウェードのコンビ素材の使用(通常のエラはキャンバスが中心で、たまにオールスウェード)、箱が日本と違う、など。
超ざっくり言えば、昔ながらのルックスで現代の技術を盛り込んだ進化版スケートシューズなのだ。
風格すら漂う。
まとめ
このクラシックの見た目のままアップグレードされているのかたまらないのだ。
特になにも考えずとも、普段から自然に足を入れてしまう魅惑のシューズと言えるだろう。
よいお年を。