1日分の荷物が収まるサイズのリュックをデイパックと呼ぶのは、グレゴリーが元祖だとか(諸説あり)。
グレゴリーの商品は他にも、デイパックより少し大きい1.5日分サイズはデイアンドハーフパックとか、そんな感じで名前がついてる。
小振りなリュック全般を指してデイパックということでなく、商品名自体がデイパックというので、紛らわしいね。
GREGORY デイパック
色々迷った挙げ句、グレゴリーをチョイスした。
「1日分の荷物にちょうどいい」、だから「デイパック」。
このサイズのバックパックは一般的にデイパックと呼ばれるが、
この名称はこのバッグが広めたとも言われている。
創業時からのモデルなのでグレゴリー40周年かつデイパック40周年!
カラーはオールブラック。
ジッパーやレザーの持ち手もブラック仕様。
レビュー開始
選んだ理由
ざっくりいくつか挙げてみる。
見た目が好きだから
デイパック型(紛らわしいな……例えばアウトドアプロダクツなんかの定番の形)のリュックでこれくらいのサイズ感って、なかなかない。
グレゴリーのデイパックは容量26L。
ぼくの体格だと(179cm 62kg)、20L程度のリュックだとかなりの確率で小学6年生のランドセルみたいな感じになってしまうのだ。
それに、クロスバイクにはカゴがないから、自転車移動の際の荷物は全てバッグへ。
ということを考えると大で小を兼ねる方が望ましい。
昔のグレゴリーのデイパックは22L。
昔から変わらないデザインでありつつマイナーチェンジもしている(後述にて詳しく)ようだ。
ファンのレビューが軒並み高評価だから
完璧じゃない、でもここに戻ってきてしまう、みたいな意見が多い。
料理のうまいブスかよ。
某レビュアーはミステリーランチ、パタゴニア、などそうそうたる本格派リュックを使った上でグレゴリーのデイパックに戻ってきたそうだ。
そして、ぼくの友人はアークテリクスからグレゴリーに移行。
その友人はデイパックではなく、ハーフデイというタイプなんだけどね。
「グレゴリーかな」
「なんで?」
「うーん、わかんないけど」
「わかんないけど、いいのか?」
「いい」
わかんないけど、なんかいい。
「仕方ないじゃない! 好きになっちゃったんだから!」
こういうことですか?
ちなみにそいつは、ビームス別注のグレゴリー デイパックをのちのち買った。
素材がよかったから
カラーによって素材が微妙に違うのだが、2016年限定カラーのオールブラック、オールホワイトは630デニールのバリスティックナイロンが使用されている。
バリスティックナイロンとは
世界第三位の規模を誇るアメリカ合衆国の化学会社DU PONT(デュポン)が開発したナイロンで、通常のナイロンの5倍の強度を持っていると言われる繊維がバリスティックナイロンと呼ばれます。
デイパック型のリュックによく用いられるのが、コーデュラナイロン。
このタグ見たことある方は多いと思う。
コーデュラナイロンは頑丈だし素朴な雰囲気でいいのだけれど、ひとつ大きな欠点がある。
Tシャツで背負うと生地とこすれた背中が毛玉になるのだ。
デリケートな素材の高級ニットなんかでは、絶対背負いたくない。
バリスティックナイロンは、TIMBUK2ですでに経験済。
衣服に優しく、そしてタフ(防弾チョッキに使用される生地らしい)。
その他のディテール
先述のように、旧モデルのデイパックから変更点がいくつかある。
新ロゴのタグ
オールブラックの質感では旧ロゴよりこっちの方があっていると思う。
PCスリーブ、メッシュポケット
オーガナイザーがたくさんついたものより、これくらいシンプルな方が自分の用途に合わせて使い勝手を調整出来ていいかも。
使い心地
実際に背負ってみると、さすがアウトドアのザックブランド。
ショルダー部が他のデイパック型リュックとは一線を画すクッション感。
重みが分散される感じがある。
適切な表現か分からないが、そこそこ中身を入れていても背負うとあまり入れていないような感覚になる。
片方の肩にかけて前に回して荷物を探るタイミングってあるじゃん。
こういう時。
この時に、斜めに切ってある外側のジップが計算されているなと感じた。
てこずらないで開閉でき、直感的に中身を取り出せる。
片方の肩にかけてるときは縦型のほうが開けやすいけど、正対したときは横型のほうが使いやすい。
このふたつのニーズを上手く満たしてる。
まとめ
最終的にはデザイン先行で選んだ今回の「最高のリュックを探して」だが、
なかなかどうしていいチョイスをしたと自負している。
グレゴリー、高校生の頃人気あったのよ。
そんなノスタルジーとともに背負うぜ。