最高の白Tを探せ
白い無地T。
極限のシンプルさ。
極限の匿名性。
極限の清潔感。
極限の飾らなさ。
まさに格好よさとダサさの紙一重を体現するアイテムだ。
似合えば格好いい。似合わなければ格好悪い。
だったら似合いたい。
ということでここ最近Tシャツレビューを続けているので、ここまでのものを比較してみる。
身長178cm体重61~63kg。
ちなみに、プラダあたりも人気らしいけれど、このエントリで高価格帯のものは取り上げていない。
安くて気兼ねなく使い倒せるのに高品質。そんなものを探している。
- BVDのゴールドパック
- アメリカンアパレル
- ヘインズ
- ヘインズ赤パック
- ヘインズ ビーフィ
- ヘインズ ジャパンフィット
- レッドキャップ
- ユナイテッドアスレ モダナイズドスタイル
- ユナイテッドアスレ
- 番外編
- 総括(当エントリ最初の更新時)
- 総括(2017年9月2日)
BVDのゴールドパック
実売1000円程度
生地感は薄く下着という感じが強いが、形が綺麗なのとリブのしっかりした厚みはいい。
二の腕にしっかりフィットするような袖のタイトさがあり、身頃はかなりぴったり目。ぽっちゃり体型の人にはオススメできない。
ぼくはUネックを選んだがUの深さはたいしたことなく、クルーネックのノリで着られる。クルーネックだとかなりネックの詰まっている印象。
アメリカンアパレル
ネット実売500~1000円程度
BVDよりは気持ち厚いが、それでも薄い。
全体的に細長いが袖幅は太め。
何枚も買っているのだが個体差が激しい。かなりサイズにブレがある。そんなところもアメリカン。
ヘインズ
実売700円~
Mサイズ着用。
パックTではなく、ドンキとかでばら売りされているもの。
パックTよりはしっかり目の生地。でも薄い。
ヘインズは独特のざらざらした感じがあって、なんとも言えない魅力。ただ、コーデュラナイロンのリュックなどに擦れると毛玉になりやすい。
他のメーカーで想定するサイズ感よりひとまわり大きい。
シルエットは実にオーソドックスで、ネックはだんだんだるーんとしてくる。
それも味。
ヘインズ赤パック
実売3枚で1000円~
安心感がある。
薄いしもろに下着っぽいんだけどでも一枚で着てていいような、うまく説明できないけどそんな風合い。
何より安い。
洗うと縮んで着て伸びて絶対優等生ではないんだけどなんか愛しい。
ヘインズ ジャパンフィット
実売2枚で2500円程度
赤パックよりも生地がしっかりしてタイト目。いつものサイズ感ならワンサイズ上げていいと思う。
レッドキャップ
実売2枚で1500~2000円程度
いかにもアメリカンな感じ。
ざらっとした生地、大きめのボックスシルエット。
とりあえずがっしりしてて昔ながらの男っぽい感じを求める人はこれ。
ユナイテッドアスレ モダナイズドスタイル
現在廃盤?
Sサイズ着用。
6.2オンスのヘビーウェイトゆえ、かなりしっかりした印象。
モダナイズドスタイルという通常ラインより細身のモデルらしいのだが、単にワンサイズ縮んだくらいの印象。肩幅が狭い。
ちょっとぼくには小さめのサイズを買ってしまった。
ユナイテッドアスレ
実売500円~
無地T愛好家の中では定番とも言えるアスレの通常ライン。こちらも6.2オンス。
ヘビーウェイトのボックスシルエット。生地感はかなりしっかりしていて、洗いで毛羽立つ感じではなくいつまでもつるっとしている。ネックも全然伸びない。
ぼくはくたっとしたTシャツが好きなのでちょっと引っかかるが、筋肉質な人にはとてもいいTシャツだと思う。
ただ、貧相な人が着るとヘビーウェイトと相まって体育着になりかねない。
番外編
総括(当エントリ最初の更新時)
このような感じで無地Tシャツが増えてきている。どれが一番いいか、というのはなかなか難しい。
ただ、下半身はほぼ毎日A.P.C.のプチニューで、洗濯したてのこれらのTシャツが目の前に並んでいたとき、一番手に取る機会が多いのはヘインズだ。白T限定なら。
サイズは大きめなのだがなんとなく手に取ってしまう。
番外編黒T、もしかしたら無印×ファミマの白を買ったら一番かもしれない、と思うくらいのポテンシャルはあった。
これとヘインズの赤パックを洗ったり乾燥機入れたりして実験したいなと思っている。
こんな感じで、イケてるセレクトショップより、ホームセンターの下着売場なんかに心を踊らせている今日この頃。
なんでかわからないけど、パックTの袋に詰まった感じとか、非常に愛くるしく感じてしまうのだ。
総括(2017年9月2日)
そこそこの種類を試してきて、ぼくが一番気に入っているのはヘインズのビーフィ。
入手しやすさ、値段、生地のしっかり具合、クラシックなシルエット、正直どこにも不満がない。
初期はヘインズのジャパンフィットが好きで、これにも「めちゃくちゃいいわけでもないが、不満もない」と似たような感想を漏らしていた。
その気負わなさがちょうどいい感じだったわけだ。
ビーフィはそれを全体的に1.5倍くらいぼくの好みに寄せたような感じ。
最高!とは言わない。もっといいものはたぶんある。
ただ、これでもう今のところ80点はある。
もっといいもので、値段も上がるのであれば、それはバランスとしてはビーフィには劣ってしまうと思う。