FRED PERRYのポロシャツについて
フレッド・ペリーの定番ティップラインポロシャツ。
無地のポロシャツの襟と袖口にラインが二本入るだけで印象ががらっと変わるのは発明だ。
種類
大きく分けてティップラインポロには二種類ある。
イギリス企画のものと、日本企画のものだ。
ぼくの持っている二枚。
黒がmade in England、白が日本企画。
黒は定番展開の白赤ライン、白はシーズンカラーのグレーピンクライン。
イギリス日本で何が違うのか。
シルエットの差
イギリス企画はボックス型で、身幅が広く丈が短い。
日本企画は日本人に合わせタイト目にできている。
袖口はどちらも二の腕に沿うようにぴったり。
ディテール
月桂樹の刺繍、ローレルマークのサイズがイギリス企画の方が大きい。
イギリス企画はボタンにFRED PERRYの刻印があるが、日本企画はシンプルな貝ボタンだ。
生地
イギリス企画はふっくらとしていてやや厚手の鹿の子。目があまり詰まっていない。
日本企画は薄手で、ざらついた鹿の子。
この生地感の違いというのはかなり大きな差で、目の詰まっていないイギリス企画のものは洗濯で大きく縮む。「え、マジ?」というくらい縮む。
まとめ
値段はイギリス企画のほうがやや高い。
こだわってイギリスメイドしか着ないという人もいるが、ぼくは自分が気に入った方ならどっちでもいいんじゃないか派だ。
シルエット的にも洗濯のケア的にもイギリス企画は癖がある。縮みすぎて合わなくなったという話も聞く。
でも手がかかるほうがかわいいのもわかるし、タイトで今風な日本企画のよさもわかる。
フレッド・ペリーを着る人は音楽が好きな人が多く、その着こなしで音楽への情熱を伺っているといっても過言ではない。
モッズ、スキンズ、ルーディーズ、みんなフレッド・ペリーが大好き。
気持ちの引き締まるシャツだ。