最高のスニーカーを探せ
最高のスニーカーなんてのは、デザインだけじゃ決められない。
それぞれ履く人の生活スタイル、足の形、服以上にナイーブな分野だ。
ぼくにとっての最高とはなんなのか。
スニーカー各種
疲れにくさ、デザイン、フィット感、コストパフォーマンスという4つの観点から5段階で評点する。
☆は★の半分と思っていただきたい。
NIKE
現在最も所有数の多いナイキ。
AIR MAX 1
疲れにくさ★★★★
デザイン★★★★☆
フィット感★★★★
コスパ★★★
2017年で30周年を迎えた初代エアマックス。
30年前のデザインなのに、まったく色褪せていない。
OGモデルならではのナイキの本気感がうかがえる。
サイズは若干タイト。
フィット感のあるアッパーと、適度なクッションのソールのバランスが快適だ。
もちろん時代によって価格が変わるのは仕方がないんだけれど、前の復刻はもっと安かった気がするんだよなー……
AIR FORCE 1 ULTRA FLYKNIT
疲れにくさ★★★★
デザイン★★★★
フィット感★★☆
コスパ★★☆
ナイキの看板モデル、エアフォース1(以下AF1)をフライニット素材にしたもの。
AF1の硬めのソールが好き。
フライニットの特性としては、きっちりタイトに紐を縛って足にフィットさせるのがベスト。
しかしミッドカットということもあり、AF1の形状からそれはなかなか面倒くさい。
とはいえ通常のAF1の半分の重量というところで充分フライニットの魅力は感じられると思う。
ただ、値段は通常の倍くらいするので、コスパは別によくない。
値段に目を瞑れば、かなり魅力的なスニーカーと言っていい。
INTERNATIONALIST
疲れにくさ★★★☆
デザイン★★★
フィット感★★★★
コスパ★★★☆
インターナショナリスト。
これはぼくが「オール75点のスニーカー」と言っているもの。
オール75点というのは、つまり平均より全体的に少しずつよい、しかしめちゃくちゃよいわけでもない、ということ。
この「まあまあいい」というふわっとした感じが、ぼくの生活に必須なのである。
全部90点になると、ちょっと大事にし過ぎるというか。
レトロラン系のシューズにしては細身で、値段も手頃で、そこそこ歩きやすい。
気を遣わないでガンガン履ける存在。
CORTEZ
疲れにくさ★★
デザイン★★★
フィット感★★☆
コスパ★★★☆
とりあえず、ナイキの中でもコルテッツは少し小さめのサイズ感に思う。
別段クッション性がいいわけでもなく、素材もナイロンがメインで高級感もなく。
まあ実際、安いスニーカーだからね。
それでもこのレトロ顔にしか出せない雰囲気があると思うし、時々無性に履きたくなる。
FREE 4.0 FLYKNIT
疲れにくさ★★★
デザイン★★★☆
フィット感★★★★★
コスパ★★★☆
フライニット素材のランニングシューズ、つまりは履きやすく軽くフィット感抜群。
目的は楽な脚運びではなく、脚に負荷をかけるトレーニングのためのものなので、ソールは薄く疲れにくいシューズではない(繰り返すが疲れるためのシューズなので。ただ、コンバースのオールスターとか、ああいうローテクの極みのスニーカーよりは遥かにしっかりしている)。
夏場にサンダル感覚で裸足で履いたりもいいと思う。
フリーのどの角度にも湾曲するソールは、代替品が他に思い付かないので、やはりこれもぼくの生活には必須か。
AIR HUARACHE
疲れにくさ★★★★
デザイン★★★☆
フィット感★★★★
コスパ★★★★
エアハラチは、結構人を選ぶ気がする。
足型が日本人標準よりも薄めで幅広ではないぼくが、表記サイズより随分小さめに感じるから。
その分、フィット感はかなり高いし、エア搭載のソールは疲れにくい。
ぼくの好みからすると、ちょっと柔らか目に分類されるけれど。ここは好みで。
ナイキの定番スニーカーの中ではあまり高くない価格帯。
カラーバリエーションも多いので、気に入ったのがあれば一足は持ってていいと思う。
SB DUNK ELITE
疲れにくさ★★★★
デザイン★★★★
フィット感★★★
コスパ★★★
SBダンクといえばファットなイメージだが、エリートはかなり細身。
そしてズームエア内蔵、履き心地も申し分ない。
ただ、甲高幅広の日本人の足だと、合わない人が多いかもしれない。
新しいカラーが次々に出るので、ぜひ店頭で履いてみてほしい。
adidas
トレンド色の強いアディダス。
STAN SMITH
疲れにくさ★★★
デザイン★★★★
フィット感★★☆
コスパ★★☆
スタンスミスの魅力は、白スニーカーで他の何よりも洗練されていること。
だから、わざわざ白くないスタンスミスなんか買う必要はない。
スポーツ由来のカジュアルさ、白の持つ清潔感、ドレスにも合うレザーの質感。
この絶妙なバランスがスタンスミスの全てである。
TUBULAR SHADOW KNIT
疲れにくさ★★★
デザイン★★★★
フィット感★★★★☆
コスパ★★☆
チュブラー シャドウのニットバージョン。
結論から言うと、とても気に入っているけれど、定価はちょっと高いと思っている。
巻き込み型のタン、ニット素材のおかげで、窮屈ではないけれど足にフィット!
しかし着脱も面倒ではない、という快適かつデザインのいいスニーカー。
ただまあランク付けするならば、アディダスの上位のソールにブーストというものがあり、それに比べてしまうと抜群にクッションがいいとか、そういうのはない。
必要充分ではあると思うけれど。
このデザインでソールもワンランク上ならなあ、と思ってしまうが、それはもうイージーブーストを買えということになるのだろう。
VANS
変わらない哲学のあるバンズ。
ASICSTIGER
アシックス第3のラインとして発足するも、いまいちまだ認知されていないアシックスタイガー。