半年前くらいからだましだまし穿いている感じだった。
が、もう、本当に限界だ。
頑張れば穿けないことはないけれど。
これが使いつぶされた自転車乗りのジーンズだ。
前回のエントリ
全体像
ケツがもうリペア不可能なレベル。
いや、リペアはできるけど自分でやれる範囲じゃ穴は埋まっても見すぼらしさは消えないってところ。
3年3ヶ月穿いた雑感
そんなに穿いていたのか……というのが正直な感想。
ぼくがクロスバイク乗りであるということを差し引いても、超高頻度で同じジーンズを3年も穿いたら、普通買い替えているのではないだろうか。
ぼくが物持ちがいいというのもあるし、もの自体がいいっていうのもあるな。
A.P.C.プチニュースタンダードの際は、その細さも相まって1年9ヶ月で一区切りを迎えた。
さて、この501CT。
ヴィンテージ復刻を軸としたLVCは3万円以上のジーンズが並ぶが、これはレギュラーラインでコーンデニムを使用して当時の価格で16000円くらいという変化球だった。
LVCが3万円以上するのを高いと感じるのは分かるし、ぼくもそう思うけれど、その辺は難しいところなんだよね。
大量生産の普及品、ユニクロみたいなものを身の回りに溢れさせていくのが幸福なのか。
ニッチだけれど愛すべきプロダクトを多少値が張っても厳選していくのが幸福なのか。
そのちょうど中間あたりの手に取りやすいところで作られたジーンズだった。
その辺のことはぼくの友人のブログでも触れているのでご覧あれ。
あと、最近読んでるブログ。これ。
上のエントリも読んでもらった前提でここからは書く。
極端なことを言うと、どれだけいいジーンズを穿いても、ぼくのライフスタイルでは3年も使ったら限界を迎えることが分かった。
あとは、生地の良し悪しではなく、ただただ分厚さを求めるしかないと思う。それは穿き心地なんかとトレードオフになる。
一生ものと呼べるようなものは、なかなかないのだ。
501CTという廃番になった亜種、もはや入手困難なコーンデニム生地、これからこのジーンズが歴史的価値を持つとは思わないけれど、ぼくの中では大きな存在感を持ち続けると思う。
同じものはもう売ってないんだよな。