外は汗をかくような気温でも、屋内に入ればどこもかしこもエアコンががんがんにかかっている。
エアコンの風が苦手だ。
夏場でも長袖の服を持ち歩いていないと耐えられない。
N.HOOLYWOO UNDER SUMMIT WEAR
N.ハリウッドは元々古着のバイヤーをしていた尾花大輔氏が設立したブランド。
ブランド初期は古着のアーカイブから色濃く影響を受けたコレクションを展開していて、リーバイスやコンバースとのコラボレーションも定番としてラインナップされていた。
現在ではニューヨークでコレクションを発表している。
ベーシックでオーセンティックなものづくりに定評があり、ブームが去って消えていくドメスティックブランドも数多ある中、来年で20周年を迎える。
ぼくが学生の頃から人気のブランドだ。
コレクションラインとは別に定番のラインがあって、そのひとつがアンダーサミットウェアである。
必要最低限のアウターとして着られるアンダーウエア、と謳っていて、下着でありながら1枚着でもある最上級の品、という意味らしい。
18RCH-090 SHORT CARDIGAN
18RCHにつづく数字が違うと、素材も変わる。
時期によって微妙に仕様も違ったりする。
そもそも18RCHがなんなのかよくわからないが、品番なんてそんなものだろう。
たいして意味のない英数字の羅列が意味を持ってくるのが、歴史。501しかり。
・ボタンの無いミニマルなショートカーディガン。
・ネック、袖先、裾は両振り3本針仕様。シームポケットN.HOOLYWOODのシンボリックなディティール、センターバックシーム仕様。
・ボックスシルエットとドロップショルダーを組み合わせた、リラックスしたサイジング。
・ピリングしにくく毛羽の少ないピュアストレッチポンチ。吸湿性、拡散性、耐摩耗性に優れた、しなやかでタフな素材を使用。
SHORT CARDIGAN N.HOOLYWOOD UNDER SUMMIT WEAR│N-HOOLYWOOD.COM
おおまかなディテールはこんな感じ。
素材感
ポリエステル73%、レーヨン22%、ポリウレタン5%の化繊。
雰囲気としてはナイキのテックフリースに似ている。
テックフリースをスウェット寄りだとすると、これはカットソー寄り。
厚すぎず薄すぎずの生地は汎用性が高く、スポーティーさも薄い。
ちなみにタグの裏にはUnder Summit Wearと書かれている。
このタグを取るのか取らないのか論争が昔あった(某カレンダータグも同様)が、デザイナーの尾花大輔氏が「ぼくは取らない」と言っていたのでぼくも取らない。
ポケット
カーディガンにしては珍しく、縦向きのポケットがついている。
肌寒い時期のちょっとそこまで、な外出にはありがたい。
着用イメージ
178センチ、62キロの体型でサイズ40を着用。色はブラック。
ゆったり、ざっくり羽織る感じ。
もともとドロップショルダー気味のデザインなので、同じような体型の人できっちり着たい人はワンサイズ下でも大丈夫。
パターンと素材の合わせ方がいい具合で、オーバーサイズ気味だが、だらしない感じにはならず綺麗なドレープが生まれる。
雑感
ぼくのようなエアコンが苦手な人間にはありがたいことに、ケアが楽だ。
ふつうに洗濯ができるし、かばんに丸めて放り込んでおいても皴になりにくい素材。
なので最近はほぼ毎日のようにこれを着ている。
装飾がほとんどないので、その日に何を着ていようと合わせるものを選ばない点も便利。
1枚持っていると便利、といった類の服だと思う。
ちなみにフェローズ バンカーズボックス製の箱が付属する。
使い道はさておき、こういう遊びは楽しい。