LEVI'S VINTAGE CLOTHING 1965 606 Super Slims 1ヶ月経過

LVC606のスレーキ

特に考えなしではあったが、結果的にこのジーンズ(以下1965-606)を買ったタイミングはかなり良かった。
汗をかく心配をほとんどしないで、がんがん穿ける季節到来。

油をこぼして応急処置的にごしごし擦って、局所的に色落ちさせてしまうなど少し悲しいこともあったが、そんなことはもうどうでもいいのだ。


前回はこちら

裾上げ

中目黒のユニオンPASTIME
着用開始前、ユニオンPASTIMEさんに裾上げをお願いした。

求めていたのはユニオンスペシャル43200G、通称ダルマによる裾上げだ。

興味ある人は自分で調べてもらうとして、ざっくりとした説明だけ。
・ダルマは現在生産されていない古いミシン
・ヴィンテージジーンズに見られるチェーンステッチの強い捻れを再現できる

正直裾上げの方法に強いこだわりはないが、せっかくだし。ということで。

ユニオンPASTIMEさんは中目黒のとあるマンションの一室にあり、今回初めてお邪魔した。

持ち込み前に問い合わせた他店では、「通常のミシンでは当日できても、ユニオンスペシャルを使う場合は4日~1週間かかる」みたいなところが少なくなかった。
こちらは、混み具合にもよるが、1時間程度で引き取ることができる(ぼくのケースでは、40分程度だった)。

お店の方がとても気さく。いわゆる気難しい職人気質、みたいなところが全然ない。
服飾学校の生徒風派手髪の女の子から絵に描いたようなサラリーマン風男性まで、さまざまなお客さんが出入りしているのが印象的だった。



裾上げの仕上がり。
LVC606の裾上げ loading=

ユニオンスペシャルダルマの裾上げ
折り返し幅は変えずに3.5センチ切ってもらった。
このあとぬるま湯にちょっとつけて軽く捻れさせたが、あまり手を加えすぎるのもあれなので、あとは洗濯にゆだねる。
こっちはもう、やることはやってんだ。

着用時間

だいたい週3回ペースで、1日あたり12時間は穿いていたと思う。
12時間×3日×4週=144時間

アタリの入り方にもよるが、300時間くらい洗ったら、もう洗ってしまっても良いのでは?

写真各種

曇天の自然光が入る室内で撮影。
実物より黒く彩度が高い気がする。

フロント

LVC1965-606

LEVIS VINTAGE CLOTHING 1965 606のアタリ
リジッド時点で生地に青みが強かったのは、染めの浅さか。
100時間強という短い着用期間で既にアタリの箇所が色落ちを始めている

腰回りにゆとりのあるシルエットで、ヒゲの入り方はバランスよく感じる。

バック

リーバイスヴィンテージクロージングの606

1965年モデルの606のベルトループ
ベルトループがわかりやすく色落ちしている。
色落ち早くね、と思ったため511の過去の投稿を洗ってみたところ、今色落ちが遅いと感じている511も1ヶ月時点の写真を見る限りやっぱり「早くね」という印象だったので、このあとどうなるかは結局分からない。

また大きめのサイズをベルトで固定しているため、ベルトループ付近に余った生地が寄った痕跡がある。

膝周り

リーバイス606のハチノス

リーバイス606のアタリ
いつもたたみ皴をアイロンか何かで伸ばしてから穿いているのだが、今回忘れていた(けどまあいいかと思った)のでアウトシーム付近にそれが残っている。
大体毎回アイロンをかけてもとれなくて、「これ大丈夫なのかな」と思いながら穿いていて結局大丈夫なのである。いずれは消えてしまうのである。

ただ、今回に関してはたたみ皴が消えなくてもいいと思っている。
まじで適当に穿かれたレギュラー古着みたいな色落ちが似合いそうだから。なので、洗濯までのスパンもあまり長くとらなくてもいいかなという見立て。
(プリシュリンクではあるが)アタリがずれるのは怖いので、ある程度様子は見る。

全体像

LEVIS VINTAGE CLOTHING 1965 606

LEVIS VINTAGE CLOTHING 1965 606の背面
ハチノスの上あたりに縦に近い向きのアタリ、膝の表側にもそんな感じのアタリがあり、これは何だろうと思っていた。
たぶん脚を組むときにここで生地が寄るのだろうなと最近分かった。
今までもジーンズを穿いていて、こんな感じのクセがついたことはあるけれど、特に意識していなかった。


この太ももにできる生地の余った部分が、脚を組んだ時にクセづいて、アタリになる。たぶん。
リーバイス606とチャックテイラー



着用イメージはこんな感じ。
LVC1965 606のシルエット
暗くてわかりにくい。
178センチ63キロが28インチを着用。

雑感

言いたいことは柴田聡子さんが全部歌にしてくれた。
柴田聡子 | Satoko Shibata - 雑感 | Understood (Studio Session) _ Official Music Video - YouTube

まとめ

1965-606は非常に体型に合っている。

大胆だけど繊細、みたいな。
男っぽいけど、女らしさもある、これはちょっと違うか?
ニュアンスの話で伝わるかわからないけれど、色々な要素がすごくバランスよく共存している感じがある。

エストがちょっと大き目な感じも久々で、ベルトがなくても困らないようなサイズ選びこそが正義だと思っていたけれど、これはこれでいい。

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