Levi's 511 MADE IN THE USA 2年5ヶ月経過 5度目の洗濯

levis 511 made in the usaの生地

穿き始めて900日が経過した。

昔みたいに暑かろうが寒かろうがジーンズを毎日穿くスタイルはもはや消えたが、それでもやっぱりジーンズは好き。
「なんか…手がべたべたするなあ……」と思った際に、ごしごしふき取るタオル代わりの服として、唯一ためらわなくていい存在なのである。

前回のエントリ

着用時間

前回までの概算が2366時間の着用、ということになっている。

そこからさらに週2ペースで1日10時間穿いたと仮定すると
10×2日×4週×7ヶ月=560時間乗っかったことになる。

というわけで計2926時間の着用。
ざっくりなんとなくの計算も2年以上続けていると、正解からずれすぎて意味がないようにも思える。
というのは、言わない方向。

写真各種

曇天の自然光が入る室内でスマホ撮影。
基本的には撮って出しで、補正や加工はしていない。
どれも色味は割と実物に近い。

フロント

900日穿いたリーバイス511
ずっと言っているかもしれないが、色落ちスピードは遅い
毎日ではないにしろ、穿き始めて900日が経過して、まだこれくらいなのか。
もちろんヒゲなどアタリはしっかり出ている。でも、コントラストは淡い。

ジーンズを穿きこむのが好きな方は体験したことがあるかもしれないが、全然色落ちしないと思っていたジーンズが何度か洗っていくうちに、急にすこーんと色落ちしてくるタイミングがある。
この511はまだそのタイミングが来ていない感じで、ずっとじりじり、ひっそりと色落ちを続けている。

バック

levis 511 made in the usaの色落ち

リーバイス511メイドインザUSAの色落ち

リーバイス511の革パッチ

ここ1年くらいはまったく自転車に乗っていないのだが、それでも座っている時間が長いからか、そんな色落ちをしている。

右のポケットにはミニ財布をずっと入れていて色落ちがハードだが、アーキュエイトステッチは未だに切れることもなく、リーバイスの矜持を感じる。
ビッグEのタブも丸まらないし、現行のリーバイスを穿いている人のレポートを読んでみてもみんなそれに言及している。
訴訟問題になるほどのアイコンなのだから、丸まらずにしっかり主張するのが筋だろうと思う。
ヴィンテージジーンズのように丸まったほうがいい、という意見も分かるけれど。

購入時から微妙だと言っていた革パッチを、これはこれでいいかもしれないと初めて思った。
もともとタンブル加工みたいな革だったが、時間の経過とともに雰囲気に合ってきた。

でもやっぱりパッチは紙が一番かっこいいと思う。

膝周り

levis 511 made in the usaの膝

リーバイス511のハチノス

全体的に色落ちが遅い中、膝周りははっきり色落ちしている。

裾周り

リーバイス511メイドインザUSAの裾

levis 511 made in the usaのセルビッジ

裾上げはしておらずデフォルトのままのチェーンステッチ。
あまりアタリが出ていない気がする。
絶対的にシングルよりチェーン、いかにぼこぼこさせるかみたいな原理主義的な思想はないので、切れないでくれたら本当にそれでいい。

全体像

リーバイス511の色落ち

リーバイス511の全体像

遠目で見た時、まだまだ新しいジーンズにも見えないし、穿きこまれて年季の入ったジーンズにも見えない、半端なルックス
そもそも2年半近く経って、まだ「新しいジーンズに見える」という仮定が入ってくること自体色落ちの遅さを物語っている。

ベルトループなどかなりすり減っている箇所もあるが、前述のとおりアーキュエイトステッチや負担のかかる膝など、破れなどのはっきりしたダメージはない。
生地そのものだけでなく、縫製なども含めプロダクトとしてタフな印象がある。

パッカリングや耳のアタリなどはほぼない。
いかにもなそういう色落ちの仕方はあざとい、と今まで思っていたが、最近は意図的にそういう方向性を目指すのも面白いかもなと思っている。

まとめ

冒頭に戻るが、手が汚れた時にためらわずふき取ることであったり、地面に膝をつくような作業であったり、そういう場面を全然ためらわないでいられること。
それがこのジーンズとぼくの距離感。
ファッションアイテムではあるのだが、道具としての強さも感じる、理想的な関係性。

半端な色落ちの期間もこれはこれで悪くないと思える。
いいところだけ見ているのは恋、よくないところも受け入れていくのは愛。

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